「ドドンとドイツ!!2」イベントに出演しました
こんにちは。ベルリン在住ライターの久保田由希です。私は現在一時帰国をしていて、東京で取材や執筆、イベントに出演したりしています。この季節の日本は、桜が咲いてとても華やかでいいですね。
というわけで今回は、3月26日にお台場の「東京カルチャーカルチャー」で行われ、私も出演したドイツイベントについてご紹介したいと思います。
そのイベントとは、「ドドンとドイツ!!2 ~またお台場におジャーマンしますヨ」。
名前からして、ちょっと面白そうでしょう? 日本にいながらリアルなドイツを感じられる、アツ〜いイベントなんですよ!
■トーク、バンド、グッズ…、全方位からドイツを体験!
「ドドンとドイツ!!2 ~またお台場におジャーマンしますヨ」を一言でいうと、ちょっとサブカル風味なドイツを体感できるイベントです。ここに来ると、ドイツのいいところも、ザンネンなところも、丸ごとぜ〜んぶだ〜い好き! きっとそんなふうに思えますよ。
このイベントを主催しているのは、「公益財団法人 日独協会」。100年以上の歴史を持つ日独交流の団体で、ドイツ語講座やさまざまなイベントを開いています。
2015年夏に初めて「ドドンとドイツ!!」イベントを企画したところ非常に好評だったため、このたび第2回開催となったそうです。
2回目の今回は、「カワいいドイツ?コワいいドイツ?」と題したトーク、なんでもアリ(?)のドイツテレビ番組を暴露する「キワドイツ」、そしてドイツバンド「独メン」によるドイツヒット曲ライブと、盛りだくさんの内容でした。
「カワいいドイツ?コワいいドイツ?」と「キワドイツ」では、写真や映像を見せながら、ドイツについての熱いトークが炸裂。私もパネラーの一メンバーとして、伸井太一さんやマライ・メンとラインさんらと熱く、楽しくお話ししてきました。
私がみなさんにご覧に入れたのは、社会主義時代の巨大彫像やベルリンの団地などについて。伸井さんは、ドイツ各地の壮大でめくるめくモニュメントの数々を、歴史的背景を説明しながらドドンと紹介。
どちらもなかなかにニッチなテーマだと思うので、
「みんな面白がってくれるかなぁ。引かれるんじゃないかなぁ」
と一抹の不安がありましたが、それなりに笑いも起きていたようなので、少しは楽しんでもらえたかな、と思います。
普段の私はインテリアやカフェなど、カッコいい・かわいいベルリンやドイツを紹介することが多いのですが、じつはこういう分野も大好き。
社会主義時代の彫刻なんて、本や雑誌で書く機会はほとんどないので、トークをしていていちばん楽しかったのは私だったかもしれません。
グッズ販売コーナーでは、DDR(東ドイツ)グッズやドイツパン、日独協会オリジナルグッズ、私の著作販売ブースが並びました。休憩時間にはお客さんが大殺到。ドイツパンの説明を聞いたり、東ドイツ時代の雑貨を手にとって見たり。
いろいろなドイツ関連商品をひとつの場所で見られるのは、こういうイベントのよさですね。さまざまな角度からドイツを体験できたと思います。
■近いうちに3回目の開催も?
お客さんたちはドイツが好き、ドイツが気になる、という方々なので、ここに来たら新たな友だちができるかもしれません。
会場の「東京カルチャーカルチャー」は、飲食をしながらイベントを楽しむ場所。ライブハウスのような雰囲気で、1人で来ても気後れしないと思います。
当日はバイエルンの民族衣装・ディアンドルや、軍服で決めてきた方もいらっしゃいました。
この「ドドンとドイツ!!」イベントは、初回も2回目もチケットが事前にソールドアウトしたそうで、当日券も出ない人気ぶりです。
この様子だときっと第3回、第4回と続いていくと思うので、気になる方は日独協会のHPをチェックしてみてください。
日本にいても、ドイツはすぐそばにありますよ。
公益財団法人日独協会HP
http://www.jdg.or.jp/
東京カルチャーカルチャー「ドドンとドイツ!!2 ~またお台場におジャーマンしますヨ」ページ
http://tcc.nifty.com/cs/catalog/tcc_schedule/catalog_160219205139_1.htm
写真/公益財団法人日独協会
文/ベルリン在住ライター 久保田由希
2002年よりベルリン在住。ドイツ・ベルリンのライフスタイル分野に関する著書多数。主な著書に『ベルリンの大人の部屋』(辰巳出版)、『ベルリンのカフェスタイル』(河出書房新社)、『レトロミックス・ライフ』(グラフィック社)、『歩いてまわる小さなベルリン』(大和書房)など。近著に『かわいいドイツに、会いに行く』(清流出版)。http://www.kubomaga.com/