どの顔がお好き?
先月11月27日に新しくスタートした壁展覧会、アートマップ・プロジェクト「多才な顔を持つ国 ドイツ」。
ドイツという国の特徴や文化を多角的かつ客観的な視点から見つめ直し、11人の若手アーティストのみなさんがそれぞれのテーマをドイツ地図のカンバス上に表現♪
テーマは「世界遺産」、「音楽祭」、「博物館」、「大学」、「作曲家」、「発明」、「日独交流」、「エネルギーシフト」、「方言」、「料理」、「自然」。
この斬新な展示に、いつもより多くの方が立ち止まってじっくり鑑賞。
昨日は11人のアーティストのひとり、ティートベール亜理沙さんが来館。
亜理沙さんは現在、拠点を日本に置きアディダス・ジャパンのアシスタントデザイナーとして勤務。
フォン・リムシャ公使と面会後、作品に会いに大使館前の南部坂へ。
亜理沙さんは『「コーヒーカップ」を方言で言うと』と題してドイツ語の方言について表現。
布地や染め物に関心のある亜理沙さんは、実際に布をコーヒーで絞り染めしてこの作品を制作。
絞り染めは、地図上の地域の方言の「調子」をコーヒーの「濃さ」に喩えて表現する為に、それぞれ時間を変えて染め抜いたんだって。
思った様に染め上がらず、途中まで完成していた布を捨ててやり直したことも・・・
そして国旗の形は自分で縫って象り、国の周りは本物のコーヒー袋ではなく、日本をイメージして帯の中地を使い、地図の「ドイツ」と一本一本繋ぎ合わせ日独交流も表現。
そうしてできた作品をスキャンして壁に展示、凝ってるニャ〜!=^_^=
実は亜理沙さんのお父さんペーター・ティートベール(Peter Tietböhl)さんは外交官で、以前東京のドイツ大使館にも勤務したことがあったんだ。
その時はまだ子どもだった亜理沙さん、今日は当時の記憶を辿りながら大使館敷地を散策、紅葉鮮やかな大使公邸のお庭に感激♪
これからもご活躍を!=^_^=
(17. Dezember 2015)
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