ワーホリ対談@ベルリン!一番気になるお金のハナシ【後半】
どうも、wasabi( wasabi_nomadik)です。
前回、前半として「ワーホリ対談@ベルリン!これからワーホリを考えている人たちへのアドバイス【前半】」という対談インタビュー記事を書きましたが、今回はその続き、後半です!
協力して頂いたのは現在語学学校でドイツ語を勉強中の木村安紀さん(29)、世界新聞というウェブメディアで編集者、ライターをしている広島岳さん(25)、現地就職を狙いながらフリーランスのライターをされているあゆみさん(28)、日本茶カフェでアルバイトをしている中村瑞季さん(28)の4人です。
みなさんにはワーホリ生活の感想や来る前に準備しておいたことなどを自由に対話してもらい、その会話内容を私の独断でまとめてみました!後半はこれからワーホリをする人が最も気になるであろう、語学学校の話やお金の話も出てきました。
語学学校に通っているか?
元からドイツ語ができる人は別として、多くのワーホリメーカーは語学学校を検討するでしょう。気になるのはそのスケジュール。1年間の間にどのくらい語学学校に集中的に通い、どのくらいでアルバイトや自分のやりたいことをやり始めるのでしょうか。
中村さん:「私はドイツ語完全初心者だったので、ゼロからスタートしました。半年間通って、お金がなくなってきたので日本食関連のアルバイトを始めました。」
中村さんは半年通って基本的なドイツ語を身につけた後は、カフェで働くことができています。もちろん個人差はありますし、業種にもよりますが半年語学学校に行くだけでもカフェで働けるようになるのは驚きです。ベルリンらしく、接客は英語とドイツ語を使い分けているんだとか。
木村さん:「私はまず3ヶ月通って、B2試験を合格すると決めて試験を受けました。その後2ヶ月は休みましたが、B2じゃ日常会話だけで自分の意見が言えないレベルだったので、次はC1を取得することにしたんです。同時に就活を進めていかないといけないから夜間クラスに通っています。クラスにはたまたまアジア人が自分しかいないから、ドイツ語を喋る環境としてはラッキーです。」
木村さんはかなり熱心にドイツ語を勉強している印象を受けました。ドイツ語の語学学校は少し高く付きますが、試験対策用のコースが充実しているプライベートの学校、通称GLSに通っているそうです。ゲーテの試験は2ヶ月先まで予約待ちもしばしばですが、このGLSだと試験の予約を待たずにスムーズにとれることは利点なんだとか。
一方、ドイツ語学校が合わなくてやめてしまうケースも。
広島さん:「週に1回行っていましたが、初心者に対してもドイツ語だけで話す先生に当たってしまいました。自分は初心者すぎるので、ドイツ語で説明されてもちゃんと理解できず、モチベーションが上がりませんでした。」
私も似たような経験をしてドイツ語クラスをやめてしまっていたので、この話は共感してしまいました。
どんな風にドイツ語を学びたいか明確にして、学校を選ぶことが大切ですね。また、できるだけ日本にいる時からドイツ語に触れるように心がけるのも重要です。
1ヶ月の生活費と貯金はいくら用意すべき?
生活を営む上で気になるのが、1ヶ月の家賃や食費等の生活費です。東京やロンドンなどの大都市と比べて、ベルリン比較的家賃が安いと言われていますが、ベルリン内でもエリアによってこれもまた違います。また、皆さん食費はとても安く抑えることができているようです。
中村さん:「私の場合、家賃は440ユーロ(約59,000円)で、これを二人で割っています。家賃には光熱費水道、ネット代も込みです。光熱費は使いすぎたら請求されると言いますが、請求されたことは今のところないですね。交通費が朝10:00~以降乗れる定期券を買って月々58ユーロ(約7,800円)、食費は自炊して一週間で20ユーロ(約2,700円)くらいでしょうか。」
あゆみさん:「家賃は400~450ユーロ(約53,000~60,000円)くらいです。自転車を貸してもらっているので交通費はかかっておらず、食費も週10~20ユーロ(約13,00~2,700円)で、時々遊ぶお金がかかるくらいです。」
家はWGというルームシェアで暮らして、一ヶ月の家賃は400~500ユーロ(約53,000~67,000円)の間が相場のようです。合計の生活費は一ヶ月約800~1,000ユーロ(約10,0000~13,0000円)をみておくと良さそうです。
また、ワーホリに来る前にどのくらいの貯金をしておけば安心かも聞いてみました。
どのくらいの期間語学学校に行くかにもよりますが、もししっかりと学校に通いたいのならば、1年間で最低100万円は用意しておくべきという意見が多数でした。
あゆみさんや広島さんはライターをしているので、リモートワークでお金を稼ぎながら貯金と合わせて生活しているようです。もし、貯金が十分に用意できない場合はこのようにして日本から仕事も持ってくるのも手かもしれないですね。
ワーホリ後の予定
今回集まっていただいた参加者の皆さんは、あゆみさんを除いてワーホリ後半を迎えています。もともと現地就職を目指してドイツに来ている木村さんと中村さんはこれから就職活動を本格的にやっていくそう。参加者が口々に言うのは、「1年は思ったより短い」ということ。せっかくワーホリビザでどんな仕事も制限なくできるので、インターンシップなど今しか経験できないことをしておけばよかったと言う意見も出ました。あゆみさん、広島さんはワーホリのフレキシブルさを生かして、今後の予定は成り行きに任せるそう。ドイツでの現地就職を狙っているあゆみさんですが、スペインの憧れもあるためスペイン行きも考えるているんだとか。広島さんも、"旅ライター"として行き先は決めず、転勤が多いパートナーと一緒に成り行きに任せて移動していくそうで、予想外な人生を楽しんでいる様子!
みなさんのライフスタイルや意見は、同じワーホリメーカーとして聞いていて共感するところも新鮮なところも多くあり、とても勉強になりました!こんな風にして色々な可能性が開かれているワーホリ、是非若い人には利用して欲しい制度です。
【 wasabi のプロフィール】
2014年獨協大学を卒業後フリーランスのライター・翻訳家としてドイツ・ベルリンを拠点に活動中。ブログ「WSBI」ではより詳しいワーホリ関連情報とフリーランス関連情報を発信中!
ドイツで見つけた日本文化を紹介するTadaimaJapanでの連載、「ドイツで日本発見!」もお見逃しなく!