ベルリンは無料ファッション天国?
みなさんこんにちは!
今回はベルリンでのお金がかからないファッションについてご紹介したいと思います。
ワーホリを始めたばかりの頃って生活が落ち着くまで何かと出費がかさむもの。
私自身も日本で十分に準備して来たつもりだった資金がみるみる減っていくのを見て、始めのうちはちょっとへこんだりしていました。
そんな中密かな楽しみだったのがマーケットで服を格安で手に入れること!
ご存知の方も多いかと思いますが、ベルリンでは週末にあちこちでマーケットが開かれます。私は中でもNowkoellen Flowmarktというフリーマーケットが大好きで今でもよく買い物に出かけています。
でも、ここドイツ特にベルリンでは「無料」で手に入るファッションも多く存在していることをご存知ですか?
何を隠そう、トップ写真で私が着ている服は、実は全て無料でゲットしたものなんです・・・!
どうやって無料で洋服を手に入れるのか?それにはいくつか方法がありますが、その中でもメジャーなやり方を2つご紹介します。
1.Tauschladen (交換ショップ)
Tauschladenとは日本語で交換ショップのことを指します。このタイプのお店ではお金のやり取りはされず、欲しい物があれば自分の持ち物と「交換」する形で品物を手に入れます。置かれている商品は古着や古本、電化製品から時には食べ物まで様々。利益を目的としている訳ではないので交換するものは基本的に何でもOKです。私はドレスとポーチを私のパートナーが作ったステッカーと交換してもらいました。
もし着なくなった洋服や不要になったものがあれば、捨てずにこうしたお店に持ち込む事で、それを必要としている人へ貢献できます。
2.拾う
服を拾うと言うと抵抗のある方もいるかもしれませんが、ベルリンではよく家の前や道路脇の箱の中に誰かが不要になった洋服や家具、本等をガレージセールのように置いていることがよくあります。汚いものばかりかと思いきや意外と使える服も多いので私はたまに拾っています。他にはベルリンの東側に多く見られるスクワットシーン(アーティストやパンクス達が占拠した建物)にはFreeboxという棚が置いてあります。ここにも自由に持っていて良い洋服等が置かれているのでチェックしてみると良いでしょう。私も、写真で履いている靴をここから手に入れました。
その他にもNGO団体が運営しているGiveboxという活動もあり、これに似たような棚が道ばたに置かれ、誰でも自由に不要になった洋服等をシェアすることができるので気になった方はこちらもチェックしてみてはいかがでしょうか?ベルリンにもありますよ。
ドイツはこういったシェアが洋服以外でも盛んに行われています。フラットシェア(WG)やワークシェアリング、車の相乗り、食べ物をシェアするfoodsharing等・・・こうした活動は若い人が中心になって行っている事が多く、もともと社会主義であったドイツらしい「平等の精神」が若い世代に受け継がれているのはとても良いことだと思います。
何でもお金で買えてしまう世の中だからこそ、何が手に入るか分からないドキドキ感や「お金で買えない楽しさ」を是非味わってみてください。もしかしたら、そこから自分の生活を見直すきっかけや社会に目を向けるきっかけが掴めるかもしれません。
【About “wasabi”】
2014年獨協大学を卒業後フリーランスのライター・翻訳家としてドイツ・ベルリンを拠点に活動中。
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