点と線
「コンピュータで線をひきます。まっすぐなクリアな線です。
拡大拡大していくと、ピクセルがエッジに濃く薄く凸凹と見えてきます。
(中略)
そのエッジのピクセルを紙の上にペンで点描し再現します。
見かけを実存に直すのです。
そこではじめて彼の表現が成立するのです。コンセプトはともかく、静かで美しい作品です。(略)」
新橋の「閑閑居」で昨日からはじまったドイツ人アーティストのクリストフ・バルディン・ストロッペル(Christoph Balduin Stroppel)さんの「Between two states」をご紹介♪
ドイツ南部、ボーデン湖のほとりのコンスタンツからやってきたクリストフさんは、2年前に日本を旅行してすっかり日本が好きになって、今は東京藝術大学に留学中。
クリストフさんの作品は遠くから眺めるときれいに塗られた「面」に見えるけど、目を近づけてよ~く見るとひとつひとつの点の集まり。
線が集って作られる面も、点と点を結んだ線も実は点の集合・・・結ばれている様で結ばれて無い?!
ニャんか禅問答みたい。
「閑閑居」は茶室があるアートギャラリー。
なるほど、訪れる者を温かく受け入れる茶室の懐の深さからか、ドイツ人アーティストの作品も違和感なく飾られ、茶室と一体に感じられる・・・
みなさんもぜひご覧ください♪=^_^=
Christoph Balduin Stroppel「Between two states」
開催日時:5月18日~5月30日、12時~19時、日曜休廊
場所:閑閑居(港区新橋1-8-4 丸忠ビル5階、新橋交差点・玉木屋隣)
閑閑居ホームページ:kankankyo.com
(19. Mai 2015)
「ドイツ大使館ネコのきまぐれブログ・アーカイブ」 ⇒ http://nekoblog-yg-japan-archive.blogspot.jp