OMOSIROI AWARD
ドイツ総領事館に居候しているリョウちゃんからメールが届いたよ♪
今日の話題は・・・=^_^=
いつものお散歩で通るグランフロント大阪にはナレッジキャピタルというのがあるニャン。
ここは、企業人、研究者、クリエイター、そして市民などなど様々な人たちがそれぞれの知を結び合わせて新しい価値を生み出す「知的創造拠点」なんだって。
なんだかよくわからないんだけど、ちょっと変わったOMOSIROIことを生み出したり、紹介したりしてるみたい。
今日はそのナレッジキャピタルが主催する「第1回WORLD OMOSIROI AWARD」の授賞式。
ナレッジキャピタルさんに「今度OMOSIROI AWARDをするので、誰かOMOSIROI人を紹介してください」って言われて、みんなで誰かOMOSIROI人はいるかなぁと真面目に会議。
「OMOSIROI」ってどういう意味?
Lustig?
Interessant?
Unterhaltsam?
Amüsant?・・・
って色々悩んだ結果、ある名前が浮上。
みんなで納得してあるドイツ人をご紹介したんだニャン。
その方は、安泰寺(あんたいじ)の住職、ネルケ無方さん。
日本にはドイツ人僧侶が何人かはいるんだけど、住職さんなのはたぶんネルケさんだけ。
ネルケさんは高校生のときに禅と出会い、大学では哲学と日本学を専攻、その後仏門をたたく・・・
修行中には大阪城公園で「流転会」というホームレス雲水生活も半年ほど行い、奥さんとはそこで知り合ったんだ。
この安泰寺は兵庫県にあるんだけど、なかなか簡単には行けないような日本海側のすごーい山の中にある。冬は雪もよく積もり、外部との往来も出来なくなるんだって。
外部との往来ができないって、冬は閉まってるのかニャ?ってネルケさんに聞いたら、
「いいえ、寺から出ずに過ごします。今年は10人が越冬しましたよ。その間は白菜や大根などの蓄えを食べます。この間やっと道が通じたので、行ってきましたけどまだ人参も残ってましたよ」だって!
えっ、じゃあチョコとか甘いものは?って聞いたら
「ぜんざいがあります♪」とニッコリ。
この安泰寺には日本人だけでなく、海外からも修行にやってきて、夏になるとだいたい14、5人ぐらいの人が一緒にここで生活、年間約100名ほどがこの寺に修行しに来るんだって。
「第1回OMOSIROI AWARD」では、約100名もいた候補者の中から、ネルケさんを含む5名の方が受賞。それぞれが得意のパフォーマンスを披露した中で、ネルケさんは禅との出会いから今の暮らしについて正座で!スピーチしたんだ、もちろん流暢な日本語で。
お話を聞いて、ちょっと安泰寺に行ってみたくなっちゃったけど、まだまだ寒そうだニャ・・・
安泰寺ホームページ ⇒ http://antaiji.org
(07. April 2015)
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