一狩りいくわよ!
11月11日11時11分11秒に始まり「灰の水曜日(Aschermittwoch)」に終わるカーニバル。
ドイツ西部、ライン川沿岸一帯のラインラント地方やカトリックの影響が強い地域の風習で、「5つ目の季節」とまで言われる存在感。
無論、地域性や宗教が絡むため、カーニバルにまったく興味を持たないドイツ人がいるのも事実で、ドイツ大使館内でも温度差を感じます・・・=^_^;=
「灰の水曜日」は復活祭の46日前。復活祭が「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」なので、今年の復活祭4月5日から計算すると「灰の水曜日」は2月18日。
そしてカーニバルが一番盛り上がる「灰の水曜日」までの最終週。
その始まりの木曜日が「汚れた木曜日」と呼ばれ、今年は今日2月12日がまさにその日。
「汚れた木曜日」は地方によっていろいろな呼び名があるみたいで、例えばノルトライン=ヴェストファーレン州の世界遺産「アーヘン大聖堂」で有名なアーヘンでは「Fettdonnerstag(フェットドナスターク、脂っこい木曜日)」、ラインラント=プファルツ州の河川交通の要衝コブレンツでは「Schwerdonnerstag(シュヴェアドナスターク、脂っこい木曜日)」などと表現。
そしてこの木曜日に行われるのが「Weiberfastnacht(ヴァイバーファストナハト)」。
これまでにもブログで紹介したけど(「ア〜、メン・・・」、「ア〜、メン・・・再び」)これは「女性のためのカーニバル」のことで、男性にとってそれはそれは恐ろしい「狩り」が行われるのである・・・
今朝も女性職員さんが11時11分にアトリウムにハサミを持って集合。
「ドイツの文化を実行し紹介するのが私たちの役目!」と(かなりプレスを意識した)使命感を携えて狙うはか弱き男性職員さんたちのネクタイ。
日本人であろうがドイツ人であろうが、大使だろうが公使だろうが容赦無し。
見事(?)、今年も大量に獲物をゲット♪
哀れなこのネクタイたちは土曜日のカーニバルパーティーで会場に晒される?!
嗚呼、何て恐ろしいことでしょう・・・
でも、「狩る」方はモチロン、字面とは裏腹に「狩られる」方も結構楽しそうですニャ=^_^=
(ドイツのカーニバル ⇒ ドイツ大使館HP)
(12. Februar 2015)
「ドイツ大使館ネコのきまぐれブログ・アーカイブ」 ⇒ http://nekoblog-yg-japan-archive.blogspot.jp