劇的!クローゼ選手
ワールドカップブラジル大会は、前回王者のスペインにサッカー発祥国イングランドという強豪国が既にグループリーグ敗退決定という驚きの番狂わせ。
初戦のポルトガル戦で予想外の圧勝を見せたドイツだけど、ノイアー選手の「7試合の決勝戦」という表現が当てはまる通り緊張した試合が続く。
決勝トーナメント進出に向けてひとつでも優位に立ちたいドイツは今朝(日本時間22日朝4時キックオフ)ガーナと対戦。ガーナは初戦でアメリカに惜敗して、この試合を落とすとほぼグループリーグ突破が難しくなるため死に物狂いで挑んでくるはず・・・
実は前回南アフリカ大会でも同じグループのドイツとガーナ。
ドイツは初戦のオーストラリア戦を今大会初戦と同じ4対0のスコアで勝利。
でも、2戦目はセルビアに0対1で敗戦。クローゼ選手が退場、ポドルスキ選手のPK失敗とムードは最悪だった・・・
3戦目のガーナ戦ではエジル選手がゴールを決めてグループリーグ1位通過。ガーナも2位通過したんだ。
何となくイヤなムードを感じつつ試合開始。
初戦ケガをして途中退場したフンメルス選手も元気に先発して初戦と同じスターティングイレブン。
注目のボアテング兄弟のワールドカップ対決も4年ぶりに実現。
ガーナは接触プレーからのペナルティを恐れてか、距離を置いてプレーしてる感じ。
そしてスピードに乗ったプレーでドイツゴールに攻め入るも、ノイアー選手がファインセーブ連発で凌ぐ。
ドイツが攻めきれない感じで前半を終了。
後半に入ると筋肉の張りを訴えたボアテング選手がムスタフィ選手と交代。
すると後半6分にドイツの天才、ゲッツェ選手がこの試合の均衡を破る待望のワールドカップ初ゴールを頭で決めてドイツが先制。
苦しい展開だっただけに喜びも一入。
でも、突然一人のサポーターがピッチに乱入するという奇行で水を差された感じ・・・
すると直後の後半9分にガーナに同点に追い付かれてしまい、さらに後半18分には逆転を許してしまう。
(喜びを表現するガーナ選手の変な踊りにイラっとくる・・・)
そこでレーヴ監督は2人の選手を投入して、この重苦しい雰囲気を打破しにかかる。
後半24分にゲッツェ選手に代えてクローゼ選手投入。
後半25分にケディラ選手に代えてシュヴァインシュタイガー選手投入。
2人のビッグプレーヤーの登場にスタンドもテレビの前も大興奮。
するとこの起用がドンピシャ!
後半26分、クロース選手の左コーナーキックをヘーヴェデス選手が頭でつなぎ、球の落ち際にクローゼ選手が右足を伸ばして合わせ値千金の同点ゴール!
さすが千両役者!
ドイツのピンチを救ってくれた!!
これでクローゼ選手は元ブラジル代表ロナウド選手が作ったワールドカップ最多得点記録の「15」に並んだんだ!
フォロワーさんからの情報だと、ロナウド選手が15点目を決めたのもガーナ戦(2006年ドイツ大会)。これも何かの因縁か?!
おなじみのゴールを決めた後の「宙返り」はちょっと失敗しちゃったけど、新記録達成の時には成功しますよ〜に!
試合はその後両チームともアグレッシブにゴールを攻めるも得点入らず2対2の引き分け。
これで勝ち点「1」が加算されてドイツは「4」。
明日のアメリカ対ポルトガル戦でアメリカが勝てばアメリカの決勝トーナメント進出とポルトガルのグループリーグ敗退が決定。
アメリカが引き分けるか負けると、決勝トーナメント進出の可能性がグループ全チームに生まれるという状況。
いずれにせよドイツは3戦目のアメリカ戦に勝つことに集中すればいいんだ。
でも、試合終了間際の最後のプレーで、初戦ハットトリックを決めたミュラー選手が相手選手とボールを競り合い頭から流血。テレビ中継がその場面で終わってしまい容体が気になる・・・
次のアメリカ戦は、今回のボアテング選手の兄弟対決に次ぐこれまた因縁の対決。
題して「監督対決」。
アメリカ代表のクリンスマン監督は、ワールドカップドイツ大会のドイツ代表監督。
そしてドイツ代表のレーヴ監督は、当時のクリンスマン監督の下でヘッドコーチをしていて、クリンスマン監督の後を受けてドイツ代表監督に就任したんだ。
要するにクリンスマン監督にしてみれば、ドイツは丸裸状態!?
去年6月の親善試合ではドイツを4対3で破っているんだ。
今日もブラジルのスタジアムに負けないくらい日本もたくさんのフォロワーさんがドイツを応援してくれて、とても心強かった!
次のアメリカ戦もぜひ応援よろしくニャ=^_^=
(22. Juni 2014)