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ドイツの大学 基礎研究や応用研究など純粋な学問に重点

ドイツの大学 基礎研究や応用研究など純粋な学問に重点

erasmushogeschool © Joost Goethals (flickr.com)

ドイツの大学 基礎研究や応用研究など純粋な学問に重点

ドイツには373の大学がある(そのうち208は専門大学)。ほとんどの大学が国立で(教育行政は州単位で行われます)、総合大学と専門大学の二つに大きく分けられる。総合大学では、医学、自然科学、人文科学、法学など幅広い学部学科を擁しており、基礎研究や応用研究など純粋な学問に重点が置かれている。それに対して専門大学は、特定の分野の学部学科で成り立っており、より実践面を重視している。



ドイツの大学では、教育と研究が一体となっている。この教育と研究の一体化という理念は、1810年にベルリンにフンボルト大学を創設した哲学者ヴィルヘルム・フォン・フンボルト(1767-1835)が提唱した理念で、ドイツでは長い伝統がある。



現在、ドイツの大学には、200万人を超える学生が在籍しており、そのうち約24万人の外国人留学生だ。また年間1万8千人の外国人留学生が博士課程に進んでいる。さらに2万6千人の外国人が研究員として大学で研究活動を行っている。米国、イギリスに継いで、ドイツの大学は世界第三位の魅力的な研究・教育の場として選ばれている。



大学の総職員数は約54万人、そのうち研究者は約18万人を超える。基礎研究、応用研究、開発など幅広い研究活動を行っており、職員数の分野別比率は自然科学28%、医学25%、人文・社会科学23%、工学20%、農学4%です。年間予算は約92億ユーロで、出資比率は公的機関82%、産業界14%、国際資金4%だ。



2005年に連邦政府と州政府は、ドイツの大学の研究活動を支援し、その研究水準を向上させるためにエクセレンス・イニシアティブ構想を打ち出した。2017年までに総額27億ユーロの予算を投じ、自然科学および人文科学における研究を奨励、ドイツ国内の研究拠点としての大学を国際的にさらに魅力的なものにすることを目指す。

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