ドイツ情報満載 - YOUNG GERMANY by ドイツ大使館

南ドイツ風のレストランBodensee@ドイツ文化会館

南ドイツ風のレストランBodensee@ドイツ文化会館

赤坂で打ち合わせが終わった病み上がりのある日(9月の初めにちょっと遅れた夏風邪をひいてしまいました)、あの辺りをブラブラ散歩しました。ふいに「そうだ、ドイツ文化会館へ行ってみよう」と、久しぶりに行ってみました。

 

ドイツ文化会館の入り口はこんな感じ。



日本に来たばかりの頃は、ここの文化会館の掲示板に「ドイツ語教えます」なんて付箋を貼ったりして、ここ、なんだかんだで私にとって懐かしの場所なのです。

 

一階の奥に前から行ってみたかったドイツ料理店Bodenseeがあります。メニューはこんな感じ。



せっかく病み上がりでちょっぴり痩せたので、「どっかーん」と食べるのはやめておこうかな、、、などと一瞬思ったものの、目の前にある「おいしい誘惑」にはやっぱり勝てません。気がつけば、Schweineschnitzel(豚カツ)にしようかな、それともやっぱりソーセージかな、と悩んでいました(笑)・・・そこでLamm(ラム)の文字が目に入り、決めました!食べます!Lammgulasch(仔羊のグーラシュ)にします!

奥の席に案内されて、仔羊のグーラシュとともに大好きな炭酸水も頼みました。ここではGerolsteinerを用意しているのですね。お昼時ということもあって、店内はにぎわっています。



 

グーラシュはやっぱりドイツパンと一緒にいただくのがおいしいです。グーラッシュと一緒に食べたいので、メインが出てくるまで、パンには手をつけず。前菜は、ハムもビシソワーズもおいしくいただきました。

 

「打ち合わせもぶじ終わったし、こんな土曜日のお昼はなんだか幸せかも・・・」などと遠くの中庭をボーッと見ていたら、来ました!メインのLammgulaschでございますよ。いってみればワンプレートランチですね。ドイツっぽく、ど~んとぎっしりのっていて、いい感じ。



野菜から食べる・・・ということで(笑)まずはSauerkrautに手をつけます。それから、お楽しみのGulaschへ。感想ですが、このGulaschはラム肉とジャガイモがマッチしていて、味もほどよく濃く「いい感じ」です。

 

Knödelも最高です。Schweinebratenについている丸くて大きいKnödel もいいですが、Gulaschの時みたいに切ってあるものもいいですね。Gulaschは味が濃いので、Knödelが本当によく合います。

 

病み上がりですし(しつこくてすみません)久しぶりにど~んと食べたので、食後はすぐには立ち上がれない感じです(笑)紅茶をいただきながら、持参したドイツの雑誌シュピーゲルを読んでのんびり。

 

友達と行くランチも楽しいけど、ふと思い立った時に行くこういう“一人ランチ”ものんびりできていいものですね。

 

お食事の後もまた辺りを散歩しました。これは、Bodenseeが入ったドイツ文化会館を出て、青山通りに向かう途中の道です。



左側には高橋是清翁記念公園があります。そういや、日本に来たばかりの頃、この公園でデートしたことがありましたっけ。

 

な~んて南ドイツのお料理が懐かしいのはもちろん、色んな意味で懐かしい気持ちになった土曜の昼下がり。

 

Bodenseeのお食事は本場南ドイツの味。ボリュームも現地並みで大変よろしい(笑)ウエイターの方もドイツ語圏の方で、ドイツ語でのオーダーが可能でした。

 

Bodenseeは都心にありながら、静かで落ち着いた雰囲気のレストランです。ドイツ文化会館に用事のある方、いや、用事がない方でも、Bodenseeは立ち寄る価値、ありですよ!

 

サンドラ・ヘフェリン

※ お腹いっぱいのところを恐縮ですが、ウニの食べ比べ体験記その②をお届けします。ちなみにウニはドイツ語でSeegigeleier(ゼーイーゲルアイヤー)です。ドイツでは、ウニそのものを知らない人が多いので、ドイツ語で言ってみたところで、通じるかどうか微妙なところですが・・・(笑)

サンドラ・ヘフェリン

ドイツ・ミュンヘン出身。日本歴19年、著書に「ハーフが美人なんて妄想ですから!!」(中公新書ラクレ) 、「ニッポン在住ハーフな私の切実で笑える100のモンダイ』(原作: サンドラ・ヘフェリン、漫画: ヒラマツオ/KADOKAWA)、「『小顔』ってニホンではホメ言葉なんだ!?~ドイツ人が驚く日本の「日常」~」(原作: サンドラ・ヘフェリン、漫画: 流水りんこ/KKベストセラーズ)」など計11冊。自身が日独ハーフであることから、≪ハーフはナニジン?≫、≪ハーフとバイリンガル教育≫、≪ハーフと日本のいじめ問題≫など「多文化共生」をテーマに執筆活動をしている。ホームページ 「ハーフを考えよう!」 を運営。趣味は時事トピックについてディベートすること、カラオケ、散歩。

サンドラ・ヘフェリン