ドイツ情報満載 - YOUNG GERMANY by ドイツ大使館

ハッピーバレンタイン☆ドイツでおすすめのチョコレート

ハッピーバレンタイン☆ドイツでおすすめのチョコレート

皆さんこんにちは。日本に一時帰国中の食いしん坊ライター坪井です。
日本はバレンタイン商戦まっ盛り!
デパートのチョコレート売り場の賑わいっぷりはこの時期の風物詩ですね~

ところで、女性が男性にチョコレートを贈って告白するという風習は日本独自のもの。
ドイツのバレンタインデーはというと、パートナーや恋人に花を贈ったり食事に出かけたりする人もなかにはいますが、それほど大イベントという感じではありません。

そんなドイツでも、ここ数年の間でバレンタイン向けの商品が少しずつ増えてきているようで、チョコレート屋さんやスーパーでも赤いパッケージの期間限定商品を見かけるようになりました。

ドイツでもバレンタイン商品を見かけるようになりました。

ドイツでもバレンタイン商品を見かけるようになりました。



今や日本でも世界中のチョコレートが手に入る時代ですが、ドイツのチョコレートってピンとこない人が多いかもしれませんね。
じつはドイツは世界でも上位を争うチョコレート消費量が多い国。
ホームパーティーに招待された時などもチョコレートは定番の贈り物です。
ふだん食べるスーパーのチョコレートも種類豊富で美味しいですが、ドイツには高品質の手作りチョコレートが並ぶお店もたくさん。色んなメーカーのチョコレートを集めたおしゃれなセレクトショップも増えています。

今回はバレンタイン記念ということで、ドイツ各地の人気チョコレート店を紹介したいと思います!

 
ファスベンダー&ラウシュ Fasbender&Rausch

チョコレートでできたライヒスターク(議会議事堂)!

チョコレートでできたライヒスターク(議会議事堂)!



数十種類もあるひと粒チョコレート。「黒い森のさくらんぼケーキ」などドイツらしいフレーバーも。

数十種類もあるひと粒チョコレート。「黒い森のさくらんぼケーキ」などドイツらしいフレーバーも。



2大老舗ショコラティエのファスベンダー家とラウシュ家が合併してできた「ファスベンダー&ラウシュ」。ベルリンで一番美しい広場といわれるジャンダルメン広場に面したショップでは、看板商品のカカオ産地別チョコレートのほか、量り売りの一粒チョコレートや板チョコなど多種多様なチョコレートが揃います。店内にはブランデンブルク門や国会議事堂、テレビ塔などベルリンの名所を模ったチョコレートの彫刻も。2階はチョコレートを使った料理やデザートがいただけるカフェ・レストランになっています。

http://www.fassbender-rausch.de


 
リッター・シュポルト・ブンテ・ショコ・ヴェルト RITTER SPORT BUNTE SCHOKO WELT

好きなトッピングを選んでオリジナルのチョコレートを作ってもらえます!

好きなトッピングを選んでオリジナルのチョコレートを作ってもらえます!



カラフルな正方形のパッケージでおなじみのリッタースポーツは、ドイツでシェアNO.1のチョコレート。スーパーで買うお土産の定番ですが、ベルリンにはこのリッター社の直営店があるんです。リッタースポーツの全商品のほか、バッグなどのオリジナルグッズも揃う店内はまさにリッターのテーマパーク。好きなトッピングを選んでその場でオリジナルのチョコレートを作ってもらえるサービスが大人気です。

https://www.ritter-sport.de/en/Visit-RITTER-SPORT/berlin.html

 
ハイネマン Heinemann

ハイネマンといえばシャンパントリュフ!バウムクーヘンは日本人に人気。

ハイネマンといえばシャンパントリュフ!バウムクーヘンは日本人に人気。



1932年に西部メンヒェングラードバッハの小さなお菓子屋さんから始まったハイネマンは、隣町デュッセルドルフのショップで評判となり、いまやドイツのみならず世界中のグルメが絶賛するほどの人気店。それだけ有名になった今でも、新鮮な材料で手作りの商品を提供するため、支店は品質管理の行き届く近郊のみというこだわりの店です。同店を代表するスペシャリテ「シャンパントリュフ」は豊かな香りのシャンパンクリームとなめらかなガナッシュのハーモニーがすばらしい逸品で、日本でもチョコレートの賞を受賞したことがあるほど!

https://www.konditorei-heinemann.de/

 
ライジーファー Leysieffer

高級チョコレート店として知られるライジーファー。

高級チョコレート店として知られるライジーファー。



ドイツ北部のオスナブリュックで1909年に創業したライジーファーは、高品質のスイーツを提供するコンディトライとして、今ではベルリンやミュンヘンをはじめドイツ国内で20店舗以上を展開する人気店。1950年に発売以来人気だという、チョコレートバタークリームのトリュフ「ヒムリッシュプラリネ」や上品な一粒チョコレートのほか、約70種も揃うタブレット(板チョコ)などバラエティに富んだチョコレートが揃います。きれいな缶入りのチョコがけバウムクーヘンは日本へのお土産に大人気です。

http://www.leysieffer.de/

 
クネーゼル KNÖSEL

キスするカップルのマークがシンボルのチョコレート「学生のキス」

キスするカップルのマークがシンボルのチョコレート「学生のキス」



人気観地地ハイデルベルクのお土産として有名なチョコレート「学生のキス Studentenkuss」は、町最古のカフェKNÖSELの看板商品。その誕生秘話とは?
その昔、このカフェは上流階級の女子学生のお気に入りでした。そして彼女らを目当てに若い男子学生もやってくるようになったのですが、当時はお目付け役がいて現代のように気軽に話すこともできなかったのだそう。その様子を見た店主が作ったのがこのチョコレート。学生たちはチョコレートを贈り合うことで思いを伝えあうようになったのだとか。
濃厚なヘーゼルナッツクリームが入ったチョコレートは、ロマンチックなエピソードにふさわしくとろけるような甘さです。

http://www.studentenkuss.com

 
ゴルトヘルム・ショコラーデ Goldhelm Chocolade

可愛くて美味しいチョコがぎっしりつまったラブリーなお店!

可愛くて美味しいチョコがぎっしりつまったラブリーなお店!



パッケージも可愛くておしゃれ!柚子や抹茶を使ったチョコレートもあります。

パッケージも可愛くておしゃれ!柚子や抹茶を使ったチョコレートもあります。



東部エアフルトで人気の観光スポットといえば、可愛いショップや住居が立ち並ぶクレーマー橋。この橋の上でひときわ賑わうお店が、チョコレート工房ゴルトヘルム。エアフルト出身のアレックス・キューン氏が2005年に開いたお店です。香辛料やフルーツ、ナッツなどを使った多種多様なチョコレートは、味はもちろん見た目も美しくパッケージもおしゃれ。いまや評判を聞きつけた世界のチョコレート愛好家がわざわざやってくるほどの名店となっています。クレーマー橋にちなんだ「橋のトリュフ」はお土産にぴったり。

http://www.goldhelm-schokolade.de/

 

日本ではなかなか手に入りにくいドイツのチョコレート。ドイツに行ったらいろんなお店を訪れてお気に入りをみつけてくださいね☆

 

 

坪井由美子

日本では「食」に関する仕事に従事。商品開発やリサーチ、テレビ・ラジオへの情報提供及び出演、執筆などに携わる。テレビ東京『テレビチャンピオン・甘味王選手権』で3度優勝するなど食いしん坊ぶりを発揮。2003年よりドイツに拠点を移しフリーライターとして活動。旅や食文化、最新トレンドなどリアルなドイツ事情を新聞、雑誌、ウェブメディアで発信。 総合情報サイト「オールアバウト」ドイツガイド担当 / ドイツ発フリーペーパー「ドイツ・ニュースダイジェスト」で『食いしん坊のための簡単おいしいレシピ ~Locker! & Lecker!~』連載中/2020年秋『在欧手抜き料理帖』(まほろば社)出版

Blog : https://oishiisekai.com/

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坪井由美子