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【今週のドイツ語】Denkzettel

【今週のドイツ語】Denkzettel

今日紹介する単語は、

 

Denkzettel

デンクツェッテルです。

 

denken (デンケン)は考える

Zettel (ツェッテル)はメモ用紙

さて、”考えるメモ用紙”とは何でしょうか。

 

Denkzettelは

『あなたの行動には問題があるので警告するぞ』

という、実際には存在しない象徴的なメモ用紙です。

 

例えば…

いつも安定の得票率だから、と有権者を顧みず何もせずにノンビリ構えていた政治家が、

とある選挙で票を取れず負けてしまった。

これが、思い上がっていた政治家へ有権者がつきつけた『Denkzettel』というわけです。

今後こういうことはしてはいけませんよ!

という戒めのことをDenkzettelという象徴的なメモ用紙でもってあらわします。

 

***

 

実は、元々Denkzettelは”裁判所への呼出状”という意味しかなかったそうです。

しかし、ルターが聖書を翻訳した際Denkzettelにこのような意味をもたせ、現在も一般的に使われています。

先週のHerzenslustに続き、ルターに関する言葉を紹介しました。

 

 

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