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住環境を重視するドイツらしいアイデア!スマートホームを叶えるミラー型ディスプレイ「GLANCR」

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住環境を重視するドイツらしいアイデア!スマートホームを叶えるミラー型ディスプレイ「GLANCR」

どうも、wasabi( wasabi_nomadik)です。

ベルリンの新しい住居に引っ越して1ヶ月が経過したのですが、インテリアを考えるのがとにかく楽しい...!

 

というのもドイツは冬が長くて寒いので、衣食住で言えば圧倒的に「住」に力を入れているんです。素敵なインテリアショップもたくさんあるし、マーケットに行けばアンティークのランプやテーブル、食器などが山のように見つかります。

 

今回は、そんな住環境を重視するドイツらしい電化製品のスタートアップ「GLANCR」を紹介したいと思います。

 

 

「スマートホーム」を実現するミラー型ディスプレイ

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GLANCRは、情報を一目で確認できるディスプレイがミラー内部に搭載されたミラー一体型ディスプレイ。鏡で顔やその日のファッションをチェックする流れで、今日の天気から予定、為替などその人にとって重要な情報をカスタマイズして一目で表示できる優れものです。

 

日本でも家電や住宅設備機器をネットワークに繋いで省エネを図る「スマートハウス」の概念はよく知られていますが、GLANCRが提案するのは「スマートホーム」という概念です。これは省エネだけではなく、生活者自身が日常生活をより豊かに感じられるような、生活の質を高めるための考え方です。日本でも勝手に部屋を掃除してくれるロボット「ルンバ」はスマートホーム家電の代名詞としてよく知られています。

 

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具体的にスマートホームの考え方を上手に示している良い例を「日経トレンディネット」の記事で発見しました。

 

 スマートホームとは、例えばこんなイメージだ。

 朝になると自動で寝室のブラインドが開き、エアコンがつき、お気に入りのラジオが流れる。枕元にいるホームロボット「テラ」に「娘の様子を見に行って」と頼むと、子ども部屋に入って娘と会話する。1階のリビングに降りると、お気に入りのラジオの続きがかかっている。

 朝食を食べていると娘が「カバンがない!」と騒ぐ。テラに「カバンはどこ?」と聞くと、「玄関にあります」と即答。家族が家を出ると、ルンバが家の中の掃除を始める。留守中、飼い犬が窓の外に向かって吠えているので、テラが窓の外を撮影したところ、郵便配達の姿が。家族が帰宅するとエアコンと照明が自動でつき、テラが留守中の家や犬の様子を写真とともに家族に伝える――。(引用:スマートホーム実現のカギは「ルンバ」にあり「D3 WEEK 2017」レポート 2017年07月26日

 

このように生活に密着して、日常生活の中に自然に溶け込むテクノロジーがスマートホームの将来像です。日常生活で毎日覗く「鏡」にネットが接続されて必要な情報をチェックできるGLANCRは、身近に想像できる範囲のテクノロジーでありながら、そのスタイリッシュなデザインがもたらす近未来的な生活イメージにとてもワクワクします。

 

OSは無料配布!鏡を自分でつくることも可能

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GLANCRを開発したのは、ドイツのHalleという街に住むMattes、Tobias、Gordonの3人。私はGordonと友達なのですが、彼からこの製品について話を聞いたときにびっくりしてしまったのが、なんと彼らはGLANCRのOSである「mirr.OS」を無料配布しているということ!ウェブページには、自分で鏡を作りたい人のために作り方の詳細が掲載されていて、チュートリアル動画まで紹介してくれています。

 

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「もっと多くの人に使ってほしい」という思いからOSをオープンソースにしているそう。なので、鏡さえ自分でつくれるのであれば彼らの開発したOSをインストールして自作GLANCRをつくることもできるんです。

 

私はこれを聞いたとき、DIY好きなドイツ人らしいな〜と思ってしまいました。またインテリアの話に戻るんですけど、ドイツ人って本当なんでも自分でやっちゃうんですよ!私の前のルームメイトはキッチンもランプも床もベッドもテーブルもスピーカーもなんでも自分で作っていてビックリしたことがあります。

 

しまいには、DIYのために電ノコが必要だからと言って、電ノコを自分で作ってました(笑)そっからDIYしちゃうとか、レベルが違いすぎる。

 

....と話はズレましたが、GLANCRを自分で作れると考えるのなんてドイツ人くらいしかいないんじゃなかろうか(笑)

 

ボランティアでの日本語翻訳を募集しています!

「こんな素敵な鏡、日本でも買えるの?」と疑問に思った方。残念ながらGLANCRは現在ドイツ国内市場に向けて注力しているので、日本への展開は今のところ考えていないとのこと。(それこそ、鏡は自作してOSだけインストールすれば使えますが!)

しかし、Gordonから「日本語に翻訳してくれる人がいたらぜひ協力して欲しい」とのリクエストをもらいました。もしドイツ語翻訳家を目指している方や製品に共感してくれる方がいればこちらからぜひソフトウェアの日本語翻訳に協力してあげてください。

 

それにしても、ウェブサイトを見ているだけでどんどん欲しくなっちゃいます...こういう時ドイツ人は「じゃあ作っちゃおう」ってなるんでしょうか。

 

年内はプロダクト開発に専念するそう。私はそんなに器用じゃないので、彼らが製品化して正式にローンチするのをおとなしく待つことにします。(笑)

 

GLANCR公式サイト:https://glancr.de/

 

【YouTube始めました!】

ちょっと自分の宣伝をさせてもらいます。

前回の記事「Instagram(インスタグラム)を使ってドイツ語スピーキングを練習する方法!」の反響がすごかったので、波に乗ってドイツ語のYouTubeを開始しました!

画像クリックで動画へ移動します。

ドイツの文化や自分自身のことなど、ノージャンルでいろんなことを話す予定です。毎週土曜日に更新しますので、もしよかったらチャンネル登録よろしくお願いいたします♫

wasabi

1991年7月1日生まれ東京出身。(本名:藤沢祐子)2014年獨協大学卒業後、新卒でフリーランスの日英翻訳家/ライターとして2015年春にベルリンに拠点を移して活動。現在は翻訳家・ライターとして各種メディアやブログを中心にドイツ移住情報やテクノロジーを使って楽しく生きる自身のノマドなライフスタイルやオピニオンを発信中。2016年2月にはTEDx Youth@Kobeへの登壇も果たし、自身のメッセージを国内外共に精力的に伝えている。

Blog : http://wsbi.net/

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