ドイツ情報満載 - YOUNG GERMANY by ドイツ大使館

引きこもり、遠出する

引きこもり、遠出する

どうも、みなさん、お元気ですか?ドイツはここ数日連日30度超えの夏日です。アイスが毎日美味しいBonn留学中の石川です。5月はトータルで25スクープぐらい食べました。

 

 

 

 

 

 

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そんな暑い日を避けて私は今、このお休みをスウェーデンの首都ストックホルムで過ごしています。人生初のひとり飛行機旅...宿題も一緒です( ̄。 ̄ )。今大学でスウェーデン語を勉強しているので、その練習も兼ねて行ってきました。結果は不戦敗でしたが...(みんな英語を話すから)

「好きな人がスウェーデン人」という超不純な発想で始めたスウェーデン語ですが、ドイツ語と似ているけど妙なところで違っていたりして勉強していてマジ面白です。EUでは加盟国の公用語を学ぶことを強く推奨していたりして、確かにそれはヨーロッパの中の多様性を学ぶいい機会になると思います(キリッ)。良い人捕まえたいからそういうことを学ぶことも兼ねてストックホルムに来ました。

ストックホルムは港町で、入江に位置する島Gamla Stan(意味:古い町)を中心として大小さまざまな島や入り江に市街地が広がる人口75万人の北欧最大の都市です。

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ジブリ映画「魔女の宅急便」のロケ地の一つとしても有名ですね。港とちょっと小高い丘があるヨーロッパの都会、路面電車ももちろんあります。地下鉄があるのは違いますが...でもトータルの雰囲気はすごい似ていました。

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港町だけあって船も豪華客船とか色々なタイプの船が泊まっていたり、通勤フェリーなどというものもあったりして港町(漁港)で育った私としては久しぶりの海水のあの匂いに感動していました。

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旧市街のガムラスタンや、500年前に造られた巨大船があるVasa Museumやスウェーデンを代表するバンドABBAの記念館など普通に観光もしました。あと鉄道も...

ストックホルムに来てまず驚いたのは通貨が違うということでした。スウェーデンの通貨はノーベル賞の賞金で有名な「スウェーデン・クローナ」です。ユーロは使えません。北欧5カ国でユーロが使えるのは、今の所フィンランドだけです。

どうしてもヨーロッパはユーロで統一されているイメージが強く、そしてドイツからの入国だと査証や税関も無いのであんまり外国に来たって感じがしないから、カフェで「サンドイッチ:40」の値札を見て思わず「えっ、40ユーロ(5000円)?スウェーデン高っ」と早とちりしてしまいました笑。でもストックホルムはは全体的に物価が高いです。

T.Yさんも言っていた通り、ヨーロッパは夏になると日が長くなるのですが、ストックホルムは北のせいか、10時でもまだ明るくて、部屋にこもりながら「早く日は沈まないか(`ω´)」とかなり夜更かししてしまいました。朝も5時には明るくなってて相当寝不足な生活でした...



でもストックホルムでもフードフェスがあって、美味しい地場産のシードルをいただきました。ドイツにはなかなか無い甘口の果実酒なので新鮮。スウェーデンは現金社会のドイツと違って、屋台でも、ほとんどカード会計。シードルも現金払いNGでした...



言葉でびっくりしたのは、まずドイツ語だとみんなグーテンタークっていうようなホテルでもヘイ”Hej”ってちょっと親しげな言い方になっていたことです。レストランでもヘイ(=゚ω゚)ノみんなも言ってみよう
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あとちょっと基礎的なドイツ語の話になっちゃいますが、ドイツ語の"You"には敬称(丁寧な感じ、先生とかに)"Sie"と親称(フレンドリーな感じ、友達、家族とかに)"Du"の二種類があります。

ブレちゃって申し訳ないのですが、ICカードのチャージャーも、”ditt”「君の」と書いてありました。

ブレちゃって申し訳ないのですが、駅のICカードのチャージャーも、”ditt kart”「君のカード」と書いてありました。



スウェーデン語にも一応その区別("Ni"と"Du")があるのですが、今スウェーデンでは敬称の”Ni”がほとんど消えていて、街の案内もドイツ語だと"Hier sind Sie"(あなたはここにいます)となるところが、"Här är du"(君はここにいるよ)となったりしていてちょっとビックリしました。ちなみに"You"はもともと敬称だったそうです。深いなあ...φ(・_・”)
ドイツ語も若い人は実は日常生活で丁寧な挨拶のグーテンタークや敬称を使う機会もなくなっているらしいので、しばらくしたらスウェーデンみたいになるのかなと思います。
ヨーロッパでも数少ない「ドイツより英語の点数が高い国」だったり、そもそもスウェーデン語話者が900万人ぐらいしかいないせいか、どこにいても外国人の私には英語で話しかけてきます。ドイツにいるとまずドイツ語で話しかけられるので、国が違うとこうも変わるのかと感激。深夜の時間帯になると、テレビも英語の番組のスウェーデン語字幕版がほとんどになります。
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ストックホルムやスウェーデンはドイツみたいにみんなカフェでコーヒブレイク"Fika"していたり、街並みもちょっと落ち着いていて良かったです。あと美男美女が多かったかな...濃いめの顔が好きな私の主観ですが。
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ほとんど国内線みたいに色々な国を移動できるから、ドイツに留学したら、他のヨーロッパの国を見て回るのもいいと思います。今度お金に余裕があったらデンマークやもう一つのロケ地らしいゴットランド島も行ってみようかなと思います...ドイツ語やスウェーデン語の勉強もそれなりに頑張りつつ、ではでは
7. Juni 2017 石川輝

上智大学ドイツ語学科学生チーム

上智大学外国語学部ドイツ語学科在籍中の大学3年生(2019年4月現在)。2018年夏学期〜2019年夏学期 までドイツ各地に留学中。
真野 萌(Bonn)
大橋 ふみな(Heidelberg)
磯貝 理津子(Freiburg)

上智大学ドイツ語学科学生チーム