YOUNG GERMANY ドイツ発 ライフスタイル・ガイド

ドイツで味わうスイーツ!【クーヘン編】

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ドイツで味わうスイーツ!【クーヘン編】

ドイツといえばソーセージ!ビール!ですが、
実はドイツ語圏はカフェ文化のゆかりの地であり、コーヒーと一緒に楽しむスイーツも充実しているんです。
ドイツを訪れる際に是非とも食べて頂きたいスイーツをシリーズでご紹介します♡

一口にケーキと言っても、ドイツではクーヘン(Kuchen)とトルテ(Torte)の2種類に分かれます。
クーヘンはバウムクーヘンなど、日本人にも耳馴染みが良いですよね。
クーヘンは焼菓子全般を意味し、粉もの感がしっかりあるものを指します。
一方、トルテはタルトと同じ語源で、生クリームや果物などでデコレーションの施されているものを指します。
日本でよく見かけるケーキをこの2つに分類すると、

クーヘン: パウンドケーキ、バウムクーヘン、チーズケーキ、ガトーショコラ
トルテ: ショートケーキ、果物のタルト、一般的な誕生日ケーキ、チョコタルト

といった区分になります。なんとなく分かりますよね?
もしカフェでメニューのドイツ語が読めない場合でも、このトルテとクーヘンの違いさえ抑えておけば、イメージに近いものが登場するかもしれません。

ドイツの素晴らしさは、街角のパン屋さんでもお手頃価格でケーキと美味しいコーヒーが堪能できるところ。Konditoreiと書いてある場合にはコンディトライ(パティスリー)を兼業しているので本格的なジャーマン・ケーキが食べられます。

注意すべきはサイズがかなり大きめなこと。
カフェを出たら、腹ごなしに街歩きをオススメします。

今回はまず、ドイツの定番クーヘンをご紹介します!

◇Apfelkuchen(アプフェルクーヘン)
ドイツのド定番、アップルケーキです。バニラの効いた生地に甘酸っぱいリンゴがふんだんに使われていて、コーヒーとの相性はバッチリです。筆者はアーモンドスライスがトッピングされているものを見るとついついオーダーしてしまいます。

◇Baumkuchen(バウムクーヘン)
日本でもお馴染みのバウムクーヘン。
ドイツではカフェよりも焼き菓子を売っているパン屋やスーパー、クリスマスマーケットなどで見かけます。

◇Bienenstich(ビーネンシュティッヒ)

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筆者のイチオシ!「ハチの一撃」という名のケーキです。
蜂蜜入りに生地の間にたっぷりのクリームをサンドし、表面にキャラメリゼされたアーモンドスライスがこれまたたっぷり乗った四角いケーキ。挟んであるクリームはバタークリームだったりカスタードと生クリーム2種類入っていたりとお店によって様々です。

◇Kalter Hund(カルター・フント)

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直訳すると「冷たい犬」。チョコレートのテリーヌに似ています。間にクラッカーやビスケットを挟んでチョコレートクリームで塗り固めます。
作り方も簡単で冷蔵庫に入れておけば出来上がるので、ホームパーティなどでよく出てくる冷製スイーツです。

◇Käsekuchen(ケーゼクーヘン)

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こちらもドイツの定番、チーズケーキ。日本やアメリカなどではクリームチーズを使用しますが、ドイツではクヴァーク(Quark)という乳製品を使って作るチーズケーキが一般的。より濃厚でクリーミーな味わいが楽しめます。
クヴァークはドイツ語圏にしか流通していないので是非現地でご賞味ください。

◇Mohnkuchen(モーンクーヘン)
芥子の実をふんだんに使ったケーキ。日本では団子くらいでしかお目にかかれない芥子の実ですが、ドイツではパンに入っていたり、お菓子に使ったりとよく見かけます。芥子の実ペーストが生地に練りこまれていて、わらび餅のような独特の風味が楽しめます。

◇Nusskuchen(ヌスクーヘン)
ドイツ菓子の素朴な味が楽しめるのがこちら、ナッツケーキ。くるみやヘーゼルナッツの風味が堪りません。
ナッツアレルギーの方はこの名前を覚えておくと良いかも。

◇Russischer Zupfkuchen(ルーシッシャー・ツゥプフクーヘン)

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ココア生地のチーズケーキ。濃厚なチーズケーキとビターなココア生地の相性が抜群です。
「ロシアの摘みケーキ」という名前から、ロシアのケーキ?と思いきや、表面に摘み散らしたクランブルがロシア正教教会の塔の先端のように見えたことから名付けられた、ドイツ生まれのケーキです。

◇Zwetschgenkuchen(ツヴェッチゲンクーヘン)
Zwetschgenはプラムのこと。パイ生地もしくはHefeteigと呼ばれるドイツ定番の生地の上にプラムをたっぷり散りばめたケーキです。アウグスブルク発祥のケーキとされていますが、地域ごとに名前が違います。
代表的なクーヘンをご紹介しましたが、いかがでしょうか?
カフェごとにオリジナルのアレンジがあったり、家庭では母から娘へと引き継がれるレシピがあったりと、ドイツのクーヘンは口にする度に様々な発見があります。

次回は見た目も華やかなドイツのトルテをご紹介します。

今回訪れたカフェは以下の2店です。

LeBuffet- KaDeWe Berlin
ベルリンの銀座ともいえる、クーダムにあるデパートの最上階のカフェテリア。
スイーツはもちろん、パスタやサンドイッチなど食事も充実。
[住所]
Kaufhaus des Westens
Tauentzienstraße 21-24, 10789 Berlin
http://www.kadewe.de/

Café Sibylle
東ドイツにおいてパレードや式典が行われていたカールマルクス通りの博物館も兼ねており、店内にはアート作品とDDRのパネル展示が並ぶ。
手作りのケーキの他にも、フラムクーヘンなどが名物。
W-LAN、英語メニュー有り。
[住所]
Café Sibylle
Karl-Marx-Allee 72 - 10243 Berlin
http://www.cafe-sibylle.de/




Yuki
東京都出身。上智大学外国語学部ドイツ語学科卒。
脱サラ後ベルリンで1年間の浪人生活を経て、
現在デュッセルドルフはハインリヒ・ハイネ大学でメディア文化学を専攻中のアラサー大学生。
東京のフラムクーヘン店Leckermaulのスタッフ。
クラシック音楽とメタル、写真と映画と美味しいものが好き。
ドイツの知られざる食文化やサブカルチャーについて発信していきます。

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