YOUNG GERMANY ドイツ発 ライフスタイル・ガイド

マナーとか常識とか #異文化あるある

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マナーとか常識とか #異文化あるある

先日ドイツで猫カフェに行ってまいりました。

 

前日の夜に日本からドイツに着いたばかりで、まだ旅の疲れも残っていたお天気微妙な雨の日。

 

友達と行った猫カフェKatzentempelでは自由気ままに寝たり戯れたりしている猫ちゃんに本当に癒されました。

 

このKatzentempelには親子連れも何組か。

 

こういう猫カフェって親子でも楽しめるからいいですよね。

 

私はMüsli、友達はタイカレーを頼み、二人でゆ~っくりと食べながら、ゆったりとした時間が流れていきます。

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・・・とすっかりミュンヘンの猫カフェに癒されていた私ですが、

 

ここでもまた【異文化あるある】を発見してしまったのでした!

 

それは、トイレに立った時のこと。

 

そのお店には、男性トイレの個室と女性トイレの個室があり、

 

私は女子トイレの前の列に並んでいたのですが、

 

私の前には、5歳ぐらいの女の子を連れたお母さんもまた待っていました。

 

ところが、女子トイレの個室が中々あかない。

 

女の子に「まだ我慢できる?」と聞くお母さん。

 

「うん、まだ大丈夫だよ」と答える子供。

 

・・・と、そのお母さん、隣の男子トイレの中をヒョイとのぞいて、“Ui! Da ist ja frei. Komm Schatz, dann gehen wir aufs Männerklo!“(訳:「あら?ここ、あいてるのね!来て来て!男子トイレに入っちゃいましょ!」)

 

だって(笑)

 

ほんで親子(娘とお母さん)は男子トイレへと入って行ったのでした。

 

まあドイツの感覚だとこれ「全然アリ」なのですね。なんたって合理主義ですからね。

 

けど、日本の感覚だとビックリなわけです。

 

現に私ニッポンに20年住んでおりますが『5歳の娘と一緒に男子トイレに入っちゃうお母さん』は見たことありません(笑)

 

そこはやっぱりどんなに女子トイレが混んでいようと、そしてその横でどんなに男子トイレがガラガラであろうと、「男子トイレに入っちゃおう!」という発想になる人は皆無なのですね。あくまでも女子は女子トイレ!というスタンスは絶対に崩されないのであります。

 

まあドイツの猫カフェの親子に関していえば、治安がいいからできる事なのかもしれません。同じドイツ国内であっても、このようなカフェやデパートなどではちょっと男性トイレ拝借!ということをやる女性はいても、それを治安の悪いエリアの駅のトイレなどではやっぱりやらない。そこは臨機応変なのですね(笑)

 

日本の場合は、治安が良い悪いを抜きにして、「女子が男子トイレに入っちゃうなんて・・・」という感覚がやっぱり強いのだと思います。

 

ウチの現在は91歳になる日本のおばあちゃんなんて、私が十代の頃、当時私が着ていた服を見て「それ、本当に女物?男物を買っちゃったんじゃないの?」なんて本気で心配していましたし。

 

まあ日本においては昔も今も「これは男がやるもの」「これは女がやるもの」と、ドイツよりも「ハッキリと分かれている」のは否めませんね。

 

え?女子は女子トイレを使い、男子は男子トイレを使うのは当たり前だろって?

 

それを言われちゃうと反論の余地もありません(笑)

 

けど、ドイツにおかれましては冒頭のようなシーンに比較的頻繁に出くわすことになりますので、そのたびに「えー!??」と驚いていると毎日が本当にオドロキの連続になること間違いナシです。

 

なので、これも異文化理解ということで(笑)猫カフェでの親子のようなケースはドイツでは一般的だということも頭の片隅に入れておいたほうがよいかもしれません。

 

現に先日Facebookで友達が「今、ドイツ人に東京を案内しているのだけれど、デパートの女子トイレが混んでいて、ドイツ人達が『じゃ、私達男性トイレに入る!』と言っているのだけれど、これはドイツでは一般的な感覚なのでしょうか?」と投稿していて、「やっぱり!!!」大爆笑してしまった私です。

 

で、【日独比較】の場でトイレの話をするのもナンですが、個人的な印象としては、ニッポンの女子トイレはドイツと比べて回転率が悪い!

 

確かに綺麗ではあるのですが、ウォッシュレットが付いていて快適だからか

 

またはトイレでしかプライバシーというものが味わえないからなのか

 

トイレの個室から中々出てこない(笑)

 

どこに行っても、女子トイレのみ行列、そして異様に回転率が悪いことに毎回イライラしております。

 

この混み具合なんとかなりませんかね?

 

・・・・・・って最後は【異文化あるある】というよりも【トイレあるある】の話になってしまいました。。

 

あ、最後に。男性が女子トイレに入るのはナシ!!です。念のため。

サンドラ・ヘフェリン

ドイツ・ミュンヘン出身。日本歴19年、著書に「ハーフが美人なんて妄想ですから!!」(中公新書ラクレ) 、「ニッポン在住ハーフな私の切実で笑える100のモンダイ』(原作: サンドラ・ヘフェリン、漫画: ヒラマツオ/KADOKAWA)、「『小顔』ってニホンではホメ言葉なんだ!?~ドイツ人が驚く日本の「日常」~」(原作: サンドラ・ヘフェリン、漫画: 流水りんこ/KKベストセラーズ)」など計11冊。自身が日独ハーフであることから、≪ハーフはナニジン?≫、≪ハーフとバイリンガル教育≫、≪ハーフと日本のいじめ問題≫など「多文化共生」をテーマに執筆活動をしている。ホームページ 「ハーフを考えよう!」 を運営。趣味は時事トピックについてディベートすること、カラオケ、散歩。

サンドラ・ヘフェリン