ベルリンの郊外に突如現れる巨大ベトナムマーケット「Dong Xuan Center」が完全にアジアだった!
どうも、wasabi( wasabi_nomadik)です。
実は先日15日、ベルリンにやって来てから1年記念日を迎えました!
ご存知のとおり、ドイツのワーキングホリデーは最長1年間なので私のワーキングホリデーはこれで幕を閉じました。
しかし、ワーホリが終了してもベルリンで活動を続けたかった私は、これからフリーランサーとしてフリーランスビザであともう1年滞在することに。(フリーランスビザについての詳しい情報は私のブログをチェックしてみてください!)
約1年間Young Germanyでワーホリ体験者としての目線で記事を書いてきましたが、残りの連載はこの1年でちょっとだけ詳しくなったディープなベルリンの情報をお届けしようと思います!
というわけで今回は、ベルリンの郊外Lichtenberg(リヒテンベルク)エリアに突如現れるベトナムマーケット「Dong Xuan Center(ドン・シャン・センター)」についてご紹介したいと思います!
ドイツの中のベトナム!ドン・シャン・センターとは?
ベルリンのリヒテンベルクエリアは、おそらくベルリン観光に訪れる人のほとんどが足を踏み入れることのない場所でしょう。
主要な観光地が集まるエリアAから外れてエリアBに突入するため周りは住宅街が多く、これと言って観光的な見所があるわけではありません。
そんなS+Uバーンリヒテンベルク駅からトラムで約5分。ベルリンの郊外らしい住宅街のど真ん中に突如としてこの門が現れます。ここがドン・シャン・センターの入り口です。
なぜベトナムのマーケットが?と思う方もいるかもしれませんね。
実はドイツとベトナムは元社会主義国同士、もともと歴史的につながりの深い国なのです。
ベルリンの壁が崩壊し、社会主義が終焉を迎えたとき、ドイツに残ったベトナム人の多くは職を失いました。
統一後、一部のベトナム人は自国へ帰りましたが、ドイツに残ったベトナム人はここで卸売りの自営業を始めたそうです。
センターの創業者であるNguyen Van Hien氏は、在庫を保存しておくだけの場所ではなく卸売りのマーケットとしてこの場所を軌道に乗せようとします。これがドン・シャン・センターの始まりです。今もこのセンターはベトナム人を中心としたコミュニティーとして機能しています。
広大な敷地にはレストラン、美容院、衣料品店、スーパーまでなんでもあり!
さて、ドン・シャン・センターには一体何が売られているのか。これは一言で言うのは難しいです。なぜなら電化製品、洋服、食材、使い方がよく分からないおもちゃのようなものまでいろ〜んな商品が雑多に並んで売られているからです!卸売りセンターなので、ほとんどのお店がまとめ買いをするとお得になるシステム。商品の卸売り販売だけではなく、中にはレストランや電化製品の修理屋、美容院やネイルサロンまであります!
ベトナム人だけでなく、アジア人、ドイツ人、ほかヨーロピアンなどいろいろな人々が集まってショッピングを楽しんでいます。
なぜかベトナム式美容院がヨーロピアンに人気で、私が行ったときは散髪をしている人がたくさんいました。価格が普通の美容院より安めなので、それが人気の秘密かもしれません。
是非試して欲しいのが、ドン・シャン・センターにあるレストランです。ここで食べるベトナム料理が本当においしい!
さすが、ベトナムコミュニティーの聖地。
味が本気。
私はベルリンのベトナム料理屋でおなじみのココナッツカレーを食べましたが、おそらくベルリンで食べたベトナム料理のなかで1位、2位を争う味でしたよ。ご飯を食べるだけでも来る価値があると思います!
この広いセンターの中にいると、本当に自分がドイツにいることを忘れてしまいます。気分はアジアのどこかへ小旅行に来たような気分。東京出身の私としては、上野のアメ横を思い出してなんだかなつかしくなってしまいました。帰りはスーパーで豆腐などアジア食品を買って帰りました。
センターの外を一歩出れば風景はTHE・ドイツ。この不思議な感覚を是非体験して欲しいです!普通のベルリン観光じゃ物足りない方におすすめのスポットでした!
【Dong Xuan Center(ドン・シャン・センター)】
住所:Herzbergstr. 128-139 10365 Berlin
営業時間:10:00-20:00(火曜定休)
ウェブサイト:http://www.dongxuan-berlin.de/de
【 wasabi のプロフィール】
2014年獨協大学を卒業後フリーランスのライター・翻訳家としてドイツ・ベルリンを拠点に活動中。ブログ「WSBI」ではより詳しいワーホリ関連情報やフリーランス関連情報、ライフスタイルを毎日発信中!