ドイツ情報満載 - YOUNG GERMANY by ドイツ大使館

スズメちゃん、ネズミちゃん

Feeding of birds

Feeding of birds

スズメちゃん、ネズミちゃん

ドイツ語で言うとかわいいけど、日本語で言うとかわいくない言葉ってありません?

 

たとえば、ドイツ人のカップルの会話に耳を傾けると、男性がよく女性に“Spatzi♡“とか„Spatz“、あとは、“Mausi „とか“Mäuschen♡“などと呼びかけてます。

 

で、女性は「は~い♡」なんて答えます。

 

これ("Mausi” „Spatzi“)、ドイツ語で言うとめっちゃかわいいし、実際ワタシもドイツに住んでいた頃は、まったく違和感を感じていませんでしたが、

 

はい、世の中、翻訳してはいけない類の言葉というのは確かに存在するのですね。。。

 

というのは、“Spatz“というのは、日本語に訳すと「スズメ」という意味なんです。

 

で、愛する女性のことを「スズメちゃ~ん♡」と呼ぶのはまだいいとして、

 

「ネズミちゃ~ん♡」ってのはどうなんでしょう。。。

 

ワタシクシの想像通り、先日、日本人の女性に「ドイツの男性は、恋人の女性や奥さんのことを“Mäuschen♡“(ネズミちゃん)と呼んだりするよ」と言ったら、ドン引きされてしまいました。「え?!ネズミ????!!」って(笑)

 

おもしろいですね。ドイツの感覚だと「ネズミちゃん」はかなりキュートなんですけどね。

 

もしかしたらミッキーマウスの影響(?)もあるのかもしれません(笑)

 

にしても、今思うと、少し意外なのは、スズメちゃんという動物もネズミちゃんという動物も基本的にサイズは小さいわけで、

 

やっぱり女性を愛でる時、ドイツの女性は平均的に体のサイズが大きいはずなのに、

 

こう小さめの動物の名を出すんですね~(笑)

 

そういえば、私が高校(ギムナジウム)に通っていた時代は、まだ「メール」も「携帯電話」もなかったのですが、

 

そういう時代ですので、

 

日本もそうだったかと思いますが、

 

授業中に手紙を書いたりラブレターを書いたりするヒトがおりました。

 

ほんで、<クールであること>を売りにしていたある同級生の男の子が、

先生に手紙を取り上げられてしまったのですが、

 

先生がその手紙の見出しを見て「授業中に“Schatzimaus!“(「ボクの宝物のネズミちゃんへ」)とかいう手紙を書くんじゃない!!!」と言って、クラス全員大爆笑、ということがありました。

 

いや~、懐かしいです。

 

なんだか話が飛んでしまいましたが、もしドイツ人男性と恋仲になって

 

Mausi ♡とかSpatzi!と呼ばれても、

 



「え?わたし、ネズミ??!」とか気を悪くしないようにお願いします。

 

あ、でも、「呼び方をSchatzi(宝物)にして!」ってお願いはアリかもしれません。

 

・・・と、今回は恋愛中のマニアックなお話でした。

 

今後ともよろしくお願いいたします。

P.S. 写真はちょっと季節はずれですが・・・Lebkuchenでつくられたお菓子。"Du bist mein Schätzchen"(「キミは僕の(私の?)宝物」)と書かれてます(^-^)/

サンドラ・ヘフェリン

ドイツ・ミュンヘン出身。日本歴19年、著書に「ハーフが美人なんて妄想ですから!!」(中公新書ラクレ) 、「ニッポン在住ハーフな私の切実で笑える100のモンダイ』(原作: サンドラ・ヘフェリン、漫画: ヒラマツオ/KADOKAWA)、「『小顔』ってニホンではホメ言葉なんだ!?~ドイツ人が驚く日本の「日常」~」(原作: サンドラ・ヘフェリン、漫画: 流水りんこ/KKベストセラーズ)」など計11冊。自身が日独ハーフであることから、≪ハーフはナニジン?≫、≪ハーフとバイリンガル教育≫、≪ハーフと日本のいじめ問題≫など「多文化共生」をテーマに執筆活動をしている。ホームページ 「ハーフを考えよう!」 を運営。趣味は時事トピックについてディベートすること、カラオケ、散歩。

サンドラ・ヘフェリン