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失敗しない語学学校選びのススメ

Volkshochschule

失敗しない語学学校選びのススメ

みなさんこんにちは!

今回はワーホリで渡独される多くの方が検討するであろう「ドイツ語語学学校」について書きたいと思います。

タイトルからいきなり「失敗しない語学学校選び」なんて書いてしまいましたが、かく言う私は「失敗」してしまった身です・・・。その体験談を持ってして皆さんの語学学校選びに少しでもお役に立てればと思います!

さてさてドイツに行くとなると真っ先に浮上するのは「ドイツ語ができるのかどうか」でしょう。
国際都市ベルリンに限っては英語を話す人も多く、私の実感ではコミュニケーションにおいて大きな弊害はそこまでありません。

しかしベルリンでさえ、仕事を探すとなればもちろんドイツ語は必須ですし、やはり日常生活で英語しか話せない状態で過ごすのは、常になんとなく肩身の狭い思いがつきまといます。

私は大学の第二外国語でドイツ語を専攻していましたが、すっかり錆び付いていたドイツ語をどうにかしようと語学学校への入学を決めました。

語学学校は大きく分けてプライベート(私立)の学校とVolkshochschule (通称VHS)という市から補助金を受けている語学学校の2タイプあります。
プライベートの学校は値段はピンキリで、とても良い質の学校もあればそうでない学校もあります。学校ごとにカリキュラムやコース体系に特色をつけられるのが利点と言えます。

もうひとつのVolkshochschuleは直訳すると「市民のための学校」です。ここでは語学だけでなく、ヨガや演劇等様々な文化コースが取り揃えられています。ここの特色はなんと言っても授業料がかなり安く、その授業の質にも定評があることです。例えば月から金までの週5日、1日4時間のコースで1ヶ月150ユーロほどで受講することができます。日本円にしたら現在のレートで2万円ちょっとでしょうか。かなり安いと思います。


私はVolkshochschuleに行きたかったのですが仕事の関係で日中の受講が難しく、家から近いところにあるプライベートの学校で週2日の夜間学校に行く事にしました。(後にVolkshochschuleにも夜間コースがあることを知ったのですが・・・)そこは週2の各1時間半の授業で4週間100ユーロ。価格はまぁまぁです。

授業はかなりハイスピードで、当たり前かもしれませんが質問は全てドイツ語でしなければなりませんでした。私はなぜか途中からクラスへ参加したようで入った瞬間に教科書の半分以上すでに終わっていた状態でした。しかし最初の授業時にはクラスメイトと面識もないのでなかなかオープンに質問ができず手応えが掴めなかったのです。徐々にクラスメイトと顔見知りになったと思ったら翌週からその生徒がいなくなっていたりして、生徒が毎週入れ替わってしまうことが私にとってモチベーションが上がらない一つの要因だったように思います。私の行った私立の学校はコース体制が柔軟なのですが、その反面生徒が定着しないという側面があるようです。

Textbook for A2.2

最後まで全く使う事のなかった教科書・・・



結局つまらなくなって最後の週はお金を払ったのにさぼってしまいました。私には合わなかったのでしょう。
一緒に勉強する仲間に刺激されながら、モチベーションを保って勉強できることを期待していたので残念な結果になってしまいました。生徒や先生の質、こればかりは行ってみないと分からないところがありますから、私立の場合は体験レッスン等を経てから検討すると良いと思います。

私のパートナーはVolkshochschuleに通っていますが、素晴らしい先生とクラスメートに恵まれたようで毎日とても楽しそうに通学しています。私立の学校を選ぶにせよ、Volkshochschuleを選ぶにせよ語学は継続が命ですから集中コースでがっつり勉強する方がためになるのではと思います。


そんな私はこのちょっと苦い経験からやっぱり自分は資格に向けて一人でコツコツ勉強するほうが性に合っているのではないかと思い始めています。

勉強らしい勉強は苦手だ!という方はタンデムパートナーを見つけて友達感覚で日本語を教える代わりにドイツ語を教えてもらったり、Meetup(※要登録)などのサイトで「German」と検索すれば多くのラングエージエクスチェンジ(語学交換)の会を見つける事ができます。

語学の道は長く、近道はありません。でも人それぞれに合った色々な方法があるのは確かですよね。

ドイツ語、難しくてもあきらめずに頑張りましょう!



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【About “wasabi”】
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訪日外国人向けの記事を日英の両方で執筆しています。

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wasabi

1991年7月1日生まれ東京出身。(本名:藤沢祐子)2014年獨協大学卒業後、新卒でフリーランスの日英翻訳家/ライターとして2015年春にベルリンに拠点を移して活動。現在は翻訳家・ライターとして各種メディアやブログを中心にドイツ移住情報やテクノロジーを使って楽しく生きる自身のノマドなライフスタイルやオピニオンを発信中。2016年2月にはTEDx Youth@Kobeへの登壇も果たし、自身のメッセージを国内外共に精力的に伝えている。

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