新年のラッキーアイテム – Young Germany Japan

Daily Life
新年のラッキーアイテム

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みなさま、遅ればせながら新年おめでとうございます!

年末年始によく見かけるモノと言えば、

「ブタ」ちゃんモチーフです。

あれ、でも今年は未年、豚年じゃないですよね?

実はドイツでは年末年始に限らず、よく見かけるモチーフ。

なぜなら、ブタはドイツのラッキーアイテムだからなんです。

四葉のクローバーと一緒にデザインされていることが多いんですよ。

schwein_klee

大晦日に行われる占い遊び「Bleigiessen」(ラッキーアイテムの形にした鉛を溶かし、冷やした時の形で新年の運勢を占う)にも、ちゃんと豚型が入っています。
bleigiessen_schweingehabt

ドイツ語を学び始めたとき、ブタが幸運の印と聞いて不思議に思いました。「ブタ」という言葉にはあまりいい印象がなかったからです。確かにドイツ語でもそうで、特にブタはブタでも、「ザウ Sau」は悪いイメージが強いです。
「ザウ Sau」と言われて思い浮かぶ豚の姿というと、こういう感じ……(個人差があります)

sau_kl

辞書を引いてみても、「Sau」の例文は
jemanden zur Sau machen 「(豚にする)叩きのめす」
Das interessierte keine Sau「(豚すら)誰もそんなことに興味を持たなかった」
でも同様の例で、マックス・ラーベさんの名曲(?)のタイトルで
Kein Schwein ruft mich an♪「(豚すら)誰も私に電話してくれない」と言うものも……。

しかし!
「Schwein haben(ブタを持っている)」、と言うとラッキー!という意味になってしまう!んですね。クラウン独和辞書によれば「中世の競技で、最下位の人に豚1匹が与えられたことから……」だそう。また、ザウシュヴェンツレバーン(ブタの尻尾鉄道)と言われる鉄道があったり、ザウ、も悪いイメージばかりでもなさそうです。
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Schweinchen シュヴァインヒェン(仔豚ちゃん)と言えば、もちろんかわいいイメージ。
仔豚がいっぱいに集まっている様子は本当に愛らしいんです!!
写真はベルリンの農業見本市に出店されていた、美味しい(!)ブタちゃんです。
お客さんたちにも、カワイイ~!と大人気。

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黒い模様が特徴の「シュヴェービッシュ・ヘリシェス・シュヴァインSchwaebisch-Haellisches Schwein」は南ドイツ、バーデン・ヴュルベンベルク州で飼育されているブランド豚。可愛いんですが、、、とっても美味しいのです……。

マジパンでできた、ころんとピンク色のブタやラッキーチャームのブタ。どのブタもにっこり、尻尾もかわいいくて思わずこちらにも笑みが浮かんでしまうのです。笑顔でスタートする新年は、きっと良い年!

sauschweinturm
……
何はともあれ、本年もどうぞよろしくお願いいたします!


 

©Hideko Kawachi

©Hideko Kawachi

著者プロフィール
河内秀子(かわちひでこ)

東京都出身。2000年からベルリン在住。
ベルリン美術大学在学中からライターとして活動。雑誌『Pen』や『giorni』などでもベルリンやドイツの情報を発信しています。ガイドブック『ことりっぷフランクフルト・ベルリン』編など。
趣味は漫画とカフェ巡り、食べ歩き。蚤の市やオーガニックコスメも大好物。
Twitter(@berlinbau)で『一日一独』ドイツの風景を1日1枚、アップしています。

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