ルールダービー｜ドイツ大使館 − Young Germany Japan

ⒸGerman Embassy Tokyo

ルールダービー

2014年9月29日

内田選手がケガから復帰して、香川選手がイングランドから戻ってきて、今季最初のルールダービーは大注目！

内田選手の所属するシャルケと香川選手のドルトムントは、ともにルール工業地帯に本拠地があって、お互い約２０ｋｍしか離れていないんだ。
だからお互いのライバル意識は相当。
試合ともなるとファンはいつも以上にヒートアップ。

１９２５年に最初に戦って以来、今節のゲームが１６７試合目。
通算ではシャルケが６６勝、ドルトムントが５８勝、４２引き分けでシャルケがリード。
でも、ブンデスリーガの成績はシャルケが２９勝、ドルトムントが３０勝、２５引き分けとこちらはドルトムントがリード。
最近１０試合の成績は４勝４敗２引き分けと五分。
人気実力とも拮抗したクラブ同士の対決ですニャ=^_^=

今季第５節まで２勝１分け２敗と今イチ調子が上がらないドルトムント。
主力のロイス選手をケガで欠くなどチームコンディションはあまり良くない。
一方のシャルケも１勝２分け２敗と本来とはかけ離れた成績。
どちらもここで勢いをつけたいところ。
シャルケの本拠地フェルティンス・アレーナは超満員。

試合は前半１０分、カメルーン代表でシャルケ生え抜きのマティプ選手が先制。続く２３分には同じくドイツ出身でカメルーン代表のシュポ＝モティング選手が追加点でいきなりシャルケが２点をリード。
するとドルトムントも２６分にオーバメヤン選手がゴールを決めて１点差。
試合はそのまま動かず、シャルケが２対１でルールダービーを制す。

内田選手は先発フル出場。
ドルトムントの香川選手は後半５７分から出場。
丸岡選手はベンチ入りするも、出番無し。

ここまで５試合で５ゴールと絶好調の岡崎選手は前の試合の打撲が治らず試合を欠場。
ホッフェンハイムをホームに迎えての一戦をマインツはスコアレスドローで終わる。

２節続けて１部昇格組との対戦となったバイエルン。
ケルンの長澤選手はケガで欠場中だけど、練習に復帰とのこと。まもなくのブンデスデビューが楽しみ♪
大迫選手は戦術的な理由から欠場。ケガではないらしい・・・
試合は好調ゲッツェ選手の先制ゴールにはじまり、相手のオウンゴールなどでバイエルンが２対０で勝利。
ガッチリ首位をキープしたニャ=^_^=

シュトゥットガルト対ハノーファは「酒井」対決。
シュトゥットガルトの酒井高徳選手、ハノーファの酒井宏樹選手ともに先発フル出場。
ハノーファの清武選手も先発フル出場したこの試合は、後半６９分にシュトゥットガルトのシュヴァーブ選手がゴールを決めてシュトゥットガルトが１対０で今季初勝利。

細貝選手と原口選手のヘルタは、アウグスブルクと対戦。
細貝選手は先発フル出場。
原口選手は先発して後半６９分に交代。
試合は１対０でホームのアウグスブルクが勝利。

長谷部選手と乾選手のフランクフルトは、いまだ５試合を終えて無得点のハンブルクと対戦。
長谷部選手は先発フル出場。
乾選手は後半７１分から出場。
試合はハンブルクが今季初得点で一旦は追い付くも試合終了間際に勝ち越され、フランクフルトが敵地で貴重な今季２勝目をあげた。

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今日の「ネコのドイツ語・サッカー編」は「Knappen（クナッペン）」。
これはシャルケの選手達の愛称ニャんだ=^_^=
もともと「Knappe」は「坑夫、鉱員」という意味。
クラブの名前「シャルケ（Schalke）」はノルトライン＝ヴェストファーレン州のゲルゼンキルヒェンの中の地区の名前で、鉱山があり、そこで働く坑夫、鉱員達がサッカーをしていたこともあって、「Knappen」という愛称がついたんだ。
今スタジアムは、地元のビール会社C. & A. Feltinsが命名権を取ってフェルティンス・アレーナという名前だけど、元はアレーナ・アウフシャルケ（Arena AufSchalke）。
ピッチへの選手入場通路は、炭鉱の中をイメージしたデザインだった記憶が・・・

下の地図をみても分かる通り、シャルケのあたりは多くのクラブが集中。
これは、ルール工業地帯を中心に鉱山などで働く労働者の為にサッカークラブができた名残。
それだけに今節のシャルケ対ドルトムントの様な歴史あるルールダービーには、選手もファンも熱が入るんだニャ=^_^=

情報源：
ブンデスリーガ公式日本語ウェブサイト　bundesliga.com/jp
欧州サッカー公式ウェブサイト　UEFA.com

ブンデスリーガ　チームと都市（2014-15シーズン）