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久しぶりのベルリンで忘れていたこと

Deutsche Botschaft Tokyo

久しぶりのベルリンで忘れていたこと

image002-18月は3週間近くベルリンに滞在しました。半年間日本で過ごしてから戻ったベルリンでは、いろいろなことを忘れている自分に気がつきました。例えば・・・。

・レストランに入っても威勢のよい「イラッシャイマセ!」という声で迎えてくれるわけではない。

・食事前におしぼりが出てこない。

・ほとんどの店は釣り銭を十分用意していない。

・それなのに、客が小銭をたくさん使って支払おうとするとにらまれてしまう。

・人前で鼻をかむ。

・電車のドアは自動では開かない。

・電車の中で、みんな周りを気にせず大声で電話をする。

・車が右側通行で、バスの停留所も反対側にある。

・街が落書きだらけ。

・エスカレーターに乗る人は、片側ではなく左右思い思いに立っていて、横を追い越そうとすると怪訝な顔をしたりムッとしたりする。

・あらゆる公共交通機関で使えるパスモのようなカードがない。

・一区画おきに、冷えた飲物や熱い飲物が買える自動販売機が立ってはいない。

・二区画おきに、生活に必要なものが何でも揃いパスモで買い物もできる24時間営業のコンビニがあるわけではない。

・三区画おきに、公衆トイレがあるわけではない。

・街中をジョギングしていても、道路に出入りする車に轢かれないよう気をつけてくれる、いろいろな施設のガードマンはいない。

…そして日本に戻ってきて、こちらの生活にはまたすぐに違和感なく馴染むことができました。

 

Hans Carl von Werthern

1953年8月4日 ドイツ・ビューデスハイム生まれ。既婚、娘3人。 1984年にドイツ外務省に入省。 以来「日本におけるドイツ年2005/2006」外務省準備室長をはじめ、外務省東アジア課長、在中国大使館公使、外務省中央局(第一局)長などを歴任。 2014年3月から、駐日ドイツ連邦共和国大使として東京に赴任。

Hans Carl von Werthern