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ドイツの大学への留学 — パッサウ大学の場合

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ドイツの大学への留学 — パッサウ大学の場合

いま、1セメスター(学期)だけパッサウ大学に留学してみようと決め、パッサウの大学生活についてあらかじめ調べるとしましょう。あるいは、パッサウ大学で学位取得を目指す留学を検討しようというのでも良いです。いずれにしてもこの記事を読めば、大学について、またパッサウでの生活について全体像をつかんでいただくことができるのではないかと思います。

パッサウ大学の特徴のひとつは国際性です。これを支えているのが、大変充実した言語センター(Sprachzentrum)と非常に活発な国際交流活動です。その国際性は数字にも表れています。2013〜2014年の冬期セメスターにおいて、大学在籍者数約11300名のうち約800名が外国人学生で、その出身国は77カ国にのぼっています。とりわけ重点地域となっているのが、東南アジアです。
またパッサウ大学はドイツの大学ランキングでも良い位置につけており、全部で36の専攻課程があります。中でも法律学部、情報学部、メディアコミュニケーション学部はドイツでトップクラスに入っています。各課程について等の情報は英語でも大学ホームページに掲載されています。

パッサウ大学に留学するとき、最初にクリアしなければならないのは、ドイツ語力です。次に挙げる資格のいずれかを取得しなければなりません。

・「外国人大学留学志願者ドイツ語試験(DSH)」のレベル2もしくはレベル3
・ドイツ語統一試験「テストダフ(TestDaF)」でTDN全4科目でレベル4以上
・これらと同レベルのドイツ語能力

こうした検定をひとつも受けていない人でも、「外国語の学習、教授、評価のためのヨーロッパ共通参照枠(CEF)」における「B2」レベル程度のドイツ語能力を証明できれば、出願は可能です。ただ、この際ドイツ語能力のブラッシュアップを図るのであれば、授業料を払って4週間の集中講座を受講し、留学開始への備えを万全にしておくという手もあるでしょう。また「Academic German Year」や「Academic German Semester」のコースを1年、ないし1学期にわたりパッサウで受講し、修了後そのままパッサウ大学に入学するという選択肢もあります。

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入学許可が無事得られたら、4週間のオリエンテーション期間です。盛りだくさんの内容で、大学生活の準備を万端に整えることができます。たとえば、無料のドイツ語講座で語学力向上を図ったり、セミナー等で詳しいドイツ事情やバイエルン州の地域事情を学ぶこともできます。交換留学生らは、BMWディンゴルフィング工場視察やベルリン訪問等に参加することもできます。また、学籍登録手続や履修計画の立て方に関する案内やアドバイス、IT関連サービスの案内なども受けられます。4週間のオリエンテーション期間終了時には、学長と市長が入学を歓迎してくれます。

マンツーマンのチューター(Paten)制度もあるので、公共交通機関の切符の買い方から役所の手続きまで、あらゆる問題についてチューターからのサポートも得られます。

古代ローマ時代の面影を残すとともにルネサンス様式の建物も多い旧市街にキャンパスが隣接しているという点も、日本人留学生にとってはなかなか魅力的ではないでしょうか。大学自体は全体がつかみやすい規模で、他の学生との交流も取りやすい、ちょうど良い大きさです。スポーツ関連の活動も、交換留学生らは自由に参加でき、その大部分が無料です。ただ、若干費用を払う必要のあるスポーツもあります。

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オーストリア、チェコ、ドイツの3カ国が国境を接する場所に位置するパッサウ。この地理環境も留学生にとっては魅力でしょう。ドイツ以外にも、ヨーロッパの他の国々へのアクセスが良いからです。例えば、ウィーンやプラハも週末の遠出にちょうど良いでしょう。またパッサウは、ドナウ川、イン川、イルツ川の3つの河川があることによる独特の趣もあります。生活費は平均月762ユーロで、ドイツの典型的な小都市の魅力あふれる町だといえるでしょう。(Passau の位置:Google Map)

パッサウは、あちこちに足を伸ばし、見聞を広めるのにちょうど良い街ですが、そうした遠出は自分で計画しても良いですし、大学が企画するツアーに参加しても良いでしょう。クリスマスの時期はパッサウ市内にもクリスマスマーケットが立ちますが、ザルツブルクやニュルンベルクのクリスマスマーケットを見に行くツアーや、夏には、ライプツィヒやドレスデン観光を含むザクセン州へ向かうツアーもあります。大学のスキークラブの活動として、バイリッシャーヴァルト(バイエルンの森)でのスキー教室に参加することもできます。

さて、住まいはどうしたら良いでしょうか。まず、学生寮が4カ所あります。寮では個室ですが、キッチンとバスは共同です。もちろん、ルームシェアリングや家具つき賃貸物件を探したい時には、大学のチューターが助けてくれるでしょう。

パッサウと日本のつながりも、なかなか興味深いものがあります。大学は何年も前から、経済・地域文化研究を中心に、京都産業大学、武蔵大学、明治大学の3つの大学と活発な大学間交流を行っています。また市のほうは、1984年から秋田市と姉妹都市交流を積極的に進めています。

パッサウ大学留学についてもっと詳しい情報をご希望の場合は、大学事務局の交換留学生担当のS.ダルマイヤー氏(Ms. Stefanie Dallmeier)、もしくは学部・大学院在籍学生担当のF.ベック氏(Ms. Franziska Beck)にお問い合わせ下さい。

また大学の英語ホームページや、ドイツ学術交流会(DAAD)のパッサウ紹介ページにも様々な情報が掲載されており充実していますので併せてご覧ください。

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