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ベルリンファッションウィーク

ベルリンファッションウィーク

街にはサッカーのユニフォームに身を包んだ熱心なサポーターと、ここ最近のベルリン人気を

物語る多数のツーリストと、スタイリッシュな人たちが入り乱れて、普段より華やかでファニーな雰囲気だった先週。

W杯の盛り上がりには叶わないけれど、ベルリンファッションウィークが開催された。

 

ベルリンはパリやミラノに比べ、ファッションイメージは薄いし、ランウェイショーの希望も小さい。

とはいえ、長年に渡り、東京と同じくベンツスポンサーのもと、各所でエキシビジョンや

関連イベントが開催されている。

初参加となった今回は、リサーチも兼ねていくつかの会場を回ってきたので、このブログでも

紹介していきたい。

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まずは、JULIUSとのコラボレーションでも注目されているアイウェアレーベルKUBORAUM

ショップで行われていたエキシビジョンへ。

ミニマルで、造形的、モードで、存在感のある独特なフレームデザインは、

プロダクトを越えた芸術作品そのもの。

ベルリンを拠点にしているとあって、背景にあるアートや音楽への感度も本物。

BLK一色の店内に置かれたビジュアル、真逆にWHT一色のギャラリー兼アトリエも素晴しかった。

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来場者のほとんどが全身BLKの洋服に身を包んだモデルやクリエイター、音楽関係者で、

これほどまでにブランドコンセプトとマッチングしたエキシビジョンを見たのは初めてだった。

長年ヨーロッパを拠点に活動してきたファッションフォトグラファーから聞いてはいたけれど、

ヨーロピアンモデルのクオリティーは本当に高い。モデルでなくとも美意識が高い人が多い。

そして、何よりフレンドリーで、誰1人イヤな顔1つせず、撮影に応じてくれた。

日本のファッション媒体に向けて、デザイナーのセルジオ氏へインタビューを行ったので、

今回のコレクションに関しては是非そちらをチェックして欲しい。

サングラスを単なるアイウェアとして考えていない彼らのビジョンをお伝えします。

詳細はまた後日。

日本では、伊勢丹、BARNEYSなどで展開しているので、興味がある方は是非、

実際に手に取って見て欲しい。

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Photo by Yuka Sagai

 

宮沢 香奈

文化服装学院卒業 セレクトショップのプレス、ブランドのディレクションなどの経験を経て、2004年よりインディペンデントなPR事業をスタートさせる。 国内外のブランドプレスとクラブイベントや大型フェス、レーベルなどの音楽PR二本を軸にフリーランスとして奮闘中。また、フリーライターとして、ファッション、音楽、アートなどカルチャーをメインとした執筆活動も行っている。 現在、カルチャーwebマガジンQeticにて連載コラムを執筆中。その他、取材や撮影時のインタビュアー、コーディネーターも担う。 近年では、ベルリンのローカル情報やアムステルダム最大級のダンスミュージックフェスADE2013の現地取材を行うなど、海外へと活動の場を広げている。2012年に初めて行ったベルリンに運命的なものを感じ、2014 年6月より移住。

Blog : http://www.qetic.jp/category/column/

宮沢 香奈