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ドイツのインターンシップ 役立つアドバイス

ドイツのインターンシップ 役に立つ幾つかのアドバイス

ドイツのインターンシップ 役立つアドバイス

YG では、インターンシップの機会を得たいと思っている皆さんのお役に立てるよう成功に向けての様々な方法を考えてみた。また、ある学生が自分のドイツ語能力とサッカー知識を素晴らしいインターンシップへとつなげた実話も後ほど紹介しよう。



まず、典型的な方法。ドイツでインターンシップを探すにはまず、ウェブページを見ることだ。学生向けのインターンシップを探すことを専門的に行う国際的組織、カール・デュイスベルク協会をはじめ、ドイツ滞在中のインターンシップ機会を確保するのに役立つサイトがいくつかある。



ドイツ語に不自由しないなら、学生と企業向けに、インターンシップの仲介を行う praktika.de がいい。ここは、若手の社会人を対象にした幅広い案件をまじえ、YG のパートナーでもある Jobstairs が、4500件以上のインターンシップを含め、新たに立ち上げたものだ。一方、世界規模の学生組織である AIESEC では、何千ものインターンシップの機会を学生に提供している。



思わぬところでドイツ語が役に立つ



海外留学プログラムに在籍する学生がインターンシップを探すのに一番よい方法は、そのプログラムのディレクターと話をすることだ。



Junior Year in Munich (JYM) プログラムで、研究のコーディネーターをしているソッマー・シェリット氏によると、どのインターンシップでも常にドイツ語が必要になるわけではないけれど、ドイツ語ができれば、確実に選択肢の幅が広がるとのこと。



「ドイツの多くの企業では、ドイツ語が話されている職場でコミュニケーションを容易に行えるインターンを求めています」と、シェリット氏。



検索を始める前にインターンシップのスケジュールと大学の勉強とのバランスがうまく取れるかどうかを、きちんと確認しておこう。実践的な職場体験を最大限に活用するには、インターンシップと勉強の両方に十分な時間を割り当てることが大切だ。



究極のインターンシップ



アダム・ペインさんというアメリカ人の若者が究極のインターンシップを経験した。ペインさんは、ドイツに来てから最初の学期をミュンヘン大学で終えた後、インターンシップについて調査を始めることにした。オハイオ州のマイアミ大学で国際政治を専攻していたペインさんは、海外留学経験の締めくくりとして、職務経験を得たいと考えた。



アダムさんは熱烈なサッカーファン。2006年のワールドカップ開催時に、ミュンヘンを拠点とした国際報道センターで、ABC スポーツ / ESPN テレビでのインターンシップの機会を得た。採用側はミュンヘン市在住でドイツ語を細かいところまで話せるアメリカ人を望んでいた。



勉強の間に習得した語学スキルのおかげで、ペインさんは2006年に開催された大きなサッカーイベントで運転手として働く機会に恵まれた。英語圏の観光客と同じようにドイツ人とも気楽につき合えた。ペインさんは「ドイツ語に関する知識があったおかげで余裕を持って物事を進めていけました。知識がなかったら、この仕事にはつけなかったでしょうね」と語った。



綱渡りの生活



インターンシップの間、ペインさんは毎日最低10時間の勤務時間と、大学のスケジュールとの間で、うまくバランスを取らなければならなかった。しかし、従来とは多少異なることに取り組んでみようとしていたペインさんにとって長時間にわたる勤務はさほど問題にはならなかった。



「大学での経験よりも実践的な経験ができればと思っていました。毎週70時間働き、12~14時間を大学に充てたとしても、それだけの価値ある経験でした。忙しくてストレスがたまることもありましたが、インターンシップでは素晴らしい経験ができ、この仕事のおかげでサッカーイベントをすぐ近くで見ることができました」と、ペインさん。



「シュトゥットガルトで、ゲームを生で見ることができたのが良かった」と振り返る。「でも、通りで数千人のドイツ人と一緒にお祝いできたことが、多分一番の思い出です」ペインさんは今はアメリカに帰国しており、大学4年生の後期を迎えている。大学卒業後の生活については、まだ考え中だ。



ペインさんの経験は、ドイツでのインターンシップの価値を示す非常によい例だ。インターンシップは履歴書の内容を充実させ、実践的な経験を積むことで業界との接点を作ることができる。



自分に合ったインターンシップを探すには、自らの可能性を追求して、力の限り取り組み、自分から進んで情報を検索することが大切だ。理想のインターンシップは、すぐ近くで皆さんを待っている。実際に見つけられるかどうかは、皆さんの努力次第なのだ。



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